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【シリーズSDGs】ゴール④ 質の高い教育をみんなに ~好きなことを追求し楽しく学び続ける~

SDGsお知らせ 2021.08.30

 

荒木商会では、SDGsをシリーズ化してそれぞれのゴールを考えていくと共に、弊社での取り組みに紐づけて、ご紹介していく事にしております。また社員と共有することで、会社が向かう方向性の理解と、意識づけ、行動の伴う実践として取り組んでまいります。

 

【シリーズSDGs】

ゴール①『貧困をなくそう』

ゴール②『飢餓をゼロに』

ゴール③『すべての人に健康と福祉を』

ゴール④『質の高い教育をみんなに』

ゴール⑤『ジェンダー平等を実現しよう』

ゴール⑥『安全な水とトイレを世界中に』

ゴール⑦エネルギーをみんなに、そしてクリーンに

ゴール⑧『働きがいも経済成長も』

ゴール⑨『産業と技術革新の基盤をつくろう』

ゴール⑩『人や国の不平等をなくそう』

ゴール⑪『住み続けられるまちづくりを』

ゴール⑫『つくる責任、つかう責任』

ゴール⑬『気候変動に具体的な対策を』

ゴール⑭『海の豊かさを守ろう』

ゴール⑮『陸の豊かさも守ろう』

ゴール⑯『平和と公正をすべての人に』

ゴール⑰『パートナーシップで目標を達成しよう』

 

 

◎ゴール④『質の高い教育をみんなに』

 

【シリーズSDGs】四つ目のゴールは『質の高い教育をみんなに』です。

 

すべての人々に包摂的かつ公正の質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。

 

ことが目的です。

 

※包摂的(ほうせつてき)とは、ある概念がより一般的な概念につつみこまれること。特殊が普遍に従属する関係。例えば、動物という概念は生物という概念に包摂(ほうせつ)される。という意味。

 

少し難しいですね。

 

社会的包摂(しゃかいてきほうせつ)という言葉があります。

※社会的に弱い立場にある人々をも含め市民ひとりひとり、排除や摩擦、孤独や孤立から援護し、社会(地域社会)の一員として取り込み、支え合う考え方のこと。という意味です。

 

SDGsの理念でもあります、『誰一人取り残さない』ということですね。

 

 

世界では、5人に1人の子どもが学校に行っていません。

18歳までの子どもの半数以上は文字が読めず、かんたんな計算もできません。

 

これは、後進国にのみ起こっている問題ではありません。アメリカやヨーロッパですら、人種、生まれた場所、住んでいる地域によっては十分な教育を受けられずにいます。

 

世界中には、学びたくても学べないそんな子供たちがたくさんいます。

全ての人々に、質の高い教育を受けることで様々な問題解決に繋がっていきます。

 

 

◎普遍的な初等教育を実現する為に必要なこと。

 

2030年になっても、学校に通えない子供たちは2億人以上に上ると言われています。

新型コロナウィルスの影響による休校などにより、90%の児童・生徒が学校に通えず、教育分野での数年分の進歩が帳消しになっているようです。

 

新型コロナウィルスの感染予防に必要な基本的な洗面設備がある小学校は、全体のわずか65%です。

 

教育面の不公平はさらに拡大します。

低所得国における子供の学校教育の修了率は、

・最富裕層20%の世帯で、79%。

・最貧層20%の世帯で、34%。

 

少なくとも5億人以上の児童・生徒は、オンライン学習を依然として受けられていません。

 

2013年には、15歳以上の成人で読み書きができない人は7億5700万人にものぼりました。

そのうちの3分の2は女性です。

 

普遍的な小中教育を受けるためには、新しい小学校教師が必要で、推定によると2030年までに、2600万人近くの教師が必要になるようです。

 

これら教育に関する問題は、特にアフリカの国々で深刻化している現状があります。

新型コロナウィルスの影響は、教育にまでも大きな影響を及ぼしています。

 

そんな中でも、日本の教育は非常に恵まれています。教育が義務化されているのです。

学校、設備、環境、教師に至るまで、日本では皆が普遍的な教育を受けることができます。

 

 

◎自分が好きなことを追求し、楽しく学び続けること。

 

一方で、日本では皆が同じことを学んだ結果、大人になっても学び続けようとする人が少ないと言われています。

 

好きなことをしている人は、自分が興味あることに熱中し、自主的に学び続けます。自分のこだわりを追求することができます。好きなことのためなら難しい問題に直面しても乗り越えようとする力が働きます。

 

これからの社会においては、好きなことやこだわりを追求することが必要になります。世の中にはモノが溢れ、サービスが溢れ、情報が溢れています。その中で選ばれるためには、差別化が必要です。人との違いを見い出して、オンリーワンになることで活躍できます。

 

これからの教育の中では、一人ひとりが興味関心のあることを学ぶ時間が増えていくようです。

自分が好きなことを追求して、楽しく学ぶことで長く持続することができ、良い結果を生み出します。

 

地球上のすべての人びとが、質の高い教育を受けることができることで、自分自身で自由に学習することで、他の人の自由を邪魔しないことで、世界中の多くの課題が解決されると言われています。

 

 

◎国連教育科学文化機関(ユネスコ)

※写真は国連大学

 

SDGsの4つ目のゴールでは、基礎的な高い次元の技能取得、ご術・職業訓練と高等教育を公平に受けること、生涯の訓練、十分に役割を果たし、社会へ貢献するために必要な知識、技能、価値観に焦点を当てています。

 

教育には様々な要素が絡み合っていることから、国連システムの多くの期間は多種多様な教育・訓練計画の資金援助や開発を行っています。

 

教育の領域での先導機関は、『国連教育科学文化機関(United Nations Education, Scientific and Cultural Organization:ユネスコ)』です。

 

ユネスコは、他の教育パートナー機関と共に、すべての子どもがやさしく、良質の教育を行うように訓練された教師のいるところで学ぶことができるすることを目指しています。

 

ユネスコの教育部門は、あらゆるレベルで、すべての人に教育を提供すること、特別のニーズを持つ人々と社会の主流から取り残された人々の成功、教師の養成、労働人口の能力の育成、教育による成功、非公式生涯教育の機会確保、教育および学習を向上させる技術の利用、教育の機会の拡大に焦点を当てている。ユネスコは教育のあらゆる側面を取り上げる任務をもつ唯一の国連機関です。

 

 

◎田舎の自然と都市の便利さの両立を目指す。

 

石川県白山手取り川流域(主に白山市、野々市市)は手取川という大きな河川が流れ、複数の自治体をまたがっている地域で、国連ユネスコがエコパークとして生物多様性が優れている地域として選定、またジオパークとして国際推薦を受ける等、地質の多様性も高く評価されている世界でも珍しいSDGsの聖地です。

 

SDGs未来都市に選定されました※石川県白山市(2018年度)

 

 

一方で、山間部から都市部へ人の逃れが進行し、人口減少、高齢化の影響で山間部では野生動物などの鳥獣被害、自然災害の増加など様々な問題が増加しています。

 

白山市は、これらの課題を解決するために、白山市と野々市市にキャンパスがある『金沢工業大学』と協働し、山間部にある白山麓キャンパスを『イノベーションに取り組む場』と捉え、産官学が連携して環境に調和した持続可能な経済発展や豊かな生活の実現のための取組みを行っています。

 

具体的には、『白山手取川流域コミュニティ』の創設、若者が大人たちにゲーム教材やSNSを使いながらSDGsの重要性を伝え、一緒に活動する取組み、中学校・高校の修学旅行の受入れなどを行っています。

 

 

素晴らしい取り組みでしたのでご紹介させていただきました。

 

 

 

※国際連合広報センター 持続可能な開発目標(SDGs)より引用

※参考書 図解でわかるSDGs「17の目標」と「自分にできること」がわかる本

 

 

 

 

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