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【シリーズSDGs】ゴール⑦ エネルギーをみんなに、そしてクリーンに ~大人達が知らない新たな常識を知る若者達~

SDGsお知らせ 2021.10.15

 

荒木商会では、SDGsをシリーズ化してそれぞれのゴールを考えていくと共に、弊社での取り組みに紐づけて、ご紹介していく事にしております。また社員と共有することで、会社が向かう方向性の理解と、意識づけ、行動の伴う実践として取り組んでまいります。

 

【シリーズSDGs】

ゴール①『貧困をなくそう』

ゴール②『飢餓をゼロに』

ゴール③『すべての人に健康と福祉を』

ゴール④『質の高い教育をみんなに』

ゴール⑤『ジェンダー平等を実現しよう』

ゴール⑥『安全な水とトイレを世界中に』

ゴール⑦エネルギーをみんなに、そしてクリーンに

ゴール⑧『働きがいも経済成長も』

ゴール⑨『産業と技術革新の基盤をつくろう』

ゴール⑩『人や国の不平等をなくそう』

ゴール⑪『住み続けられるまちづくりを』

ゴール⑫『つくる責任、つかう責任』

ゴール⑬『気候変動に具体的な対策を』

ゴール⑭『海の豊かさを守ろう』

ゴール⑮『陸の豊かさも守ろう』

ゴール⑯『平和と公正をすべての人に』

ゴール⑰『パートナーシップで目標を達成しよう』

 

 

◎ゴール⑦『エネルギーをみんなに、そしてクリーンに』

 

【シリーズSDGs】七つ目のゴールは『エネルギーをみんなに、そしてクリーンに』です。

 

すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する。

 

ことが目的です。

 

私たちは、生活する上で当たり前のように電気を使っています。

暗くなったら電気を点けて、テレビを見て、家電製品は全て電気で動いています。スマホの充電から、電気自動車のチャージも電気です。オール電化住宅も電気が無ければ快適ではありません。

 

電気は私たちの暮らしをとても豊かなモノにしてくれています。そして電気は、これから先もなくなることはまず無いと言えるエネルギーです。

 

電気を利用できる世界人口の割合は着実に増えてきています。2000年には79%、2012年には85%となりました。

 

それでも2019年現在、7億5900万人もの人々は未だに電力サービスを受けられていません。その内の4分の3はサハラ以南のアフリカに暮らす人々です。

 

また、料理のためにクリーンな燃料や技術を使用できる世界人口の割合は、2000年の51%から2014年の58%へと上昇しました。2010年以降の伸びは鈍っています。

 

しかし、料理のために固形燃料やケロシンのような公害燃料と技術を利用する人々の絶対数は増加しており、その数はおよそ30億人に達すると推定されています。

 

現代の再生可能エネルギーは急速に増えてきており、2010年から2012年には年間4%の割合で増えました。エネルギー強度(第一次エネルギー総供給を国内総生産で割った値)は、1単位の経済生産のためにどのくらいのエネルギーを消費したかを明らかにしています。

 

全地球的エネルギー強度は2010年から2012年にかけて1.7%減少しました。このことは1990年から2010年の期間に比べてかなりの改善です。この間は年に1.2%の減少でした。

 

エネルギーは気候変動の主な原因で、全地球的温室効果ガス総排出量のおよそ60%を占めます。

炭素強度を下げることが長期的な気候目標にとって不可欠になっています。

 

 

◎世界が抱えるエネルギー問題

 

世界人口のおよそ4分の1が電気のない生活をしており、それ以上の人々が料理や暖房のための現代燃料を利用できずにいます。

 

エネルギーの適切な供給は、経済成長と貧困の撲滅にとって不可欠です。

しかし、従来のエネルギー・システムが地球環境や人体の健康に与える影響は懸念の的でもあります。

 

1人当たりのエネルギー需要が増加し、世界人口の増加とあいまって、現在のエネルギー・システムでは持続できないまでの消費レベルに達しています。

 

エネルギーに関する国連システムの活動は、さまざまな方法で開発途上国を支援しています。たとえば、教育や研修、能力育成を通して、また政策改革を援助することによって、またエネルギー・サービスを提供することによって開発途上国を支援しています。

 

汚染がかなり少ない再生可能なエネルギー源へ向かう努力も行われているものの、需要の増加が依然として実際の供給能力を上回ってしまうのが現状です。

 

 

◎脱炭素とクリーンな自然エネルギーを選ぶこと

 

日本では石炭や石油など化石燃料を使う火力発電所は、年々減っているものの75%を占めています。

 

近年の気候変動や、それに伴う災害が頻繁に起こっていることで、改めて私たちの未来の為のエネルギーに関する認識が高まっています。石炭火力発電によって作られた電気を使うことが、未来の自分たちを苦しめることに繋がることも理解されています。

 

同時に、自然エネルギーの技術は飛躍的に発展してきています。

 

すでに、ヨーロッパでは自然エネルギーの比率が3割を超える国も多く、なかでもデンマークのコペンハーゲンでは、自然エネルギーが84%も占めており、2025年の脱炭素実現を目指しています。

 

※脱炭素=地球温暖化の原因になっている二酸化炭素の排出を防ぐために、化石燃料からの脱却を目指すこと。

 

技術の進歩によって、年々自然エネルギーの発電コストは下がっています。火力発電にかかるコストとあまり変わらないどころか、自然エネルギーの方が安価な地域も増えてきています。

 

多くの人が環境にも優しく、自分たちも得をする再生可能エネルギーという選択肢を選ぶこと。そしてその方が良い事を伝えていく事が大切です。

 

※再生可能エネルギー=石炭・石油とは違って永続的に繰り返し使えるエネルギーのこと

(太陽光・風力・地熱・水力・バイオマスなどの自然エネルギー)

 

 

◎大人たちが知らない新たな常識を知る若者たち

 

前述した自然エネルギーの現状は、最近になって始まった事であり、多くの大人たちは環境に優しい自然エネルギーの方が価格が高いと思っており、未来の幸せを守るには今の自分たちが我慢を強いられなければいけないと考えています。

 

だからこそ、近年の教育を通じて新しい常識を得ることができる若者が現状に異議を唱えることが大切です。

 

未来の豊かな生活か?

今の豊かな生活か?

 

このような二者択一の発想ではなく、今も未来もどちらも豊かになるという選択肢を探す必要があるのです。そして、なければ創っていこう!というのが、SDGsの考え方であり取組みです。

 

2050年には脱炭素化が実現している未来を目指して、大人も若者も子供も、一緒になって考えて、一人ひとりが取組んでいく行動を起こすことが大切です。

 

 

未来を明るくする自然エネルギーを使った人が、経済的にも得をする未来を創る事が大切です。

 

 

※国際連合広報センター 持続可能な開発目標(SDGs)より引用

※参考書 図解でわかるSDGs「17の目標」と「自分にできること」がわかる本

 

 

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