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【シリーズSDGs】ゴール③ すべての人に健康と福祉を ~新たな創造性から未来を創る~

SDGsお知らせ 2021.08.12

 

 

荒木商会では、SDGsをシリーズ化してそれぞれのゴールを考えていくと共に、弊社での取り組みに紐づけて、ご紹介していく事にしております。また社員と共有することで、会社が向かう方向性の理解と、意識づけ、行動の伴う実践として取り組んでまいります。

 

【シリーズSDGs】

ゴール①『貧困をなくそう』

ゴール②『飢餓をゼロに』

ゴール③『すべての人に健康と福祉を』

ゴール④『質の高い教育をみんなに』

ゴール⑤『ジェンダー平等を実現しよう』

ゴール⑥『安全な水とトイレを世界中に』

ゴール⑦エネルギーをみんなに、そしてクリーンに

ゴール⑧『働きがいも経済成長も』

ゴール⑨『産業と技術革新の基盤をつくろう』

ゴール⑩『人や国の不平等をなくそう』

ゴール⑪『住み続けられるまちづくりを』

ゴール⑫『つくる責任、つかう責任』

ゴール⑬『気候変動に具体的な対策を』

ゴール⑭『海の豊かさを守ろう』

ゴール⑮『陸の豊かさも守ろう』

ゴール⑯『平和と公正をすべての人に』

ゴール⑰『パートナーシップで目標を達成しよう』

 

 

◎ゴール③『すべての人に健康と福祉を』

 

 

【シリーズSDGs】三つ目のゴールは『すべての人に健康と福祉を』です。

 

あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。

 

ことが目的です。

 

現在『新型コロナイルス』により、世界中で2億人の人が感染し、430万人の方が亡くなっています。

 

ワクチン接種がようやく進んだものの、感染拡大は第三波、第四波と押し寄せ、医療はひっ迫し続けています。

 

感染していなくても、多くの人々が感染拡大を防止するために行動を制限され、新たな生活様式を余儀なくされています。

 

新型コロナウイルス以外にも、三大感染病である、エイズ、マラリア、結核によって世界中では多くの方が命を落としている現実があります。

 

2019年には年間で、エイズ(69万人)、マラリア(41万人)、結核(140万人)と約250万人もの方が亡くなっています。さらに、新型コロナウイルスの医療混乱により三大感染症による死者は140万人以上増加するとも言われています。

 

 

◎三大感染症などの感染症とは

 

 

感染症も様々ですが、主に体内に様々な病原体が侵入して、増殖することで引き起こされます。病原体には、ウイルス、細菌、かび、寄生虫などがあります。

 

感染の主な経路は、空気感染、接触感染、経口感染、媒介動物感染、性行為感染、血液感染などがあります。

結核は空気感染症、マラリアは蚊による媒介動物感染症、エイズは性行為感染症とされています。

 

日本でも耳にする感染症ですが、多くは途上国などの保健や福祉が整っていない国々で拡大しています。

感染症は不衛生な生活環境が原因であることが多いからです。紛争や自然災害、貧困などが原因で、保健や医療サービスを受けられない地域の人々に広まります。

 

感染してしまった場合に回復を良好にする為には、医療面、清潔な水などの衛生面、栄養のある食事面からの支援が必要です。

 

このことは、ゴール①『貧困をなくそう』、ゴール②『飢餓をゼロに』とも深くつながっています。

 

 

◎日本政府の取組み

 

日本政府は、SDGs実施を念頭に、2015年9月「平和と健康のための基本方針」を策定しました。

 

①公衆衛生危機・災害等に対して強靱な国際健康安全保障体制の構築及び②ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)の達成に向けた取組を中心に据えています。また、これらの取組にあたっては、③日本の保健・医療に関する人材、知見及び技術を活用していくこととしています。

※UHC:全ての人が基礎的保健サービスを必要な時に負担可能な費用で享受できること。

 

このような貢献に向け、日本政府は、2017年12月に「UHCフォーラム2017」を開催し、グローバルファンド、国際保健機関(WHO)に対し、約29億ドルを拠出する方針を表明しました。また、安倍総理は、2019年6月のG20大阪サミットの機会にあわせ、約100万人のエイズ・結核・マラリア患者の命を救い、約130万人の子供たちに予防接種を実施する等の成果を出す旨表明しました。

 

 更に、2019年8月のTICAD7では、UHC達成に向けて、持続的な財源や民間事業の新興を含む具体的支援策を示しました。2019年9月には、日本政府が長年に亘り推し進めてきたUHCに関する国連ハイレベル会合が初めて開催され、2030年までにUHCを達成する機運が全世界的に高まっています。

 

 また、2020年の新型コロナウイルス感染症に関して、保健システムが脆弱な途上国を含む世界中に感染が拡大している状況は、日本を含む国際社会にとっても大きな懸念となっています。日本政府として、国内対策はもちろんのこと、世界の新型コロナウイルス感染症の1日も早い沈静化に向け、引き続き、国際社会と協力していきます。

 

※持続可能な開発目標(SDGs)と日本の取組より引用。

 

 

◎新たな創造性から未来を創る

 

 

人間が飛躍的に創造的になれる瞬間は、自由を奪われ不便を強いられた時とのことです。

 

確かに、新型コロナウイルスの影響により、自粛自粛の日々や、営業できない店舗、対面での面会ができない状況が続いた時に、新たな生活様式が生まれました。

 

オンラインが進み、テイクアウトやデリバリーが盛んになり、新たなビジネスが次々と誕生しています。

 

コロナ初期では一斉にマスクが不足し、真っ白の不織布マスクが手に入らない状況から、お洒落なマスクが誕生し、ファッションにも取り入れられています。先の未来ではドローンがデリバリーしてくれる時代が来ると言われています。

 

これらは、行動の制限により発揮された想像性から生まれた新しい未来です。

 

もちろん感染防止対策であることには違いありませんが、新しい習慣をいかに楽しみながら行い続けられるかを考えた結果です。火事場のクソ力に近いかもしれませんね。

 

 

◎100万人の手洗いプロジェクト

 

 

サラヤ株式会社が携わる、アフリカのウガンダに手洗い設備を普及する『100万人の手洗いプロジェクト』をご紹介します。

 

日本ではじめて薬用手洗い石けん液と石けん液容器を開発・事業化された会社です。戦後間もない日本で赤痢などの伝染病が多発する中、サラヤの液体石けんは多くの人の感染予防に貢献し、それ以来、アルコール手指消毒剤、タッチフリー型ディスペンサーの開発など、製品の進化で日本の衛生環境の向上を牽引しています。

 

一方、開発途上国に目を向けると、現在、世界では1日約16,000人 もの5歳未満の子どもたちが命を失い、その原因の多くは予防可能な病気です。石けんを使って正しく手を洗うことで、下痢性疾患や肺炎を予防し、100万人もの子どもたちの命が守られると言われています。

 

そこでサラヤが2010年にスタートしたのが100万人の手洗いプロジェクト。対象となる衛生商品の売り上げの1% を寄付し、アフリカ・ウガンダで展開するユニセフ手洗い促進活動を支援しています。

 

100万人の手洗いプロジェクト※第一回ジャパンSDGsアワード外務大臣賞受賞(2017年度)

 

 

素晴らしい取り組みでしたのでご紹介させていただきました。

 

弊社としてこのゴールに直接的に取り組めている事業はないのですが、このような取組みを知ることや広めること、また創造力から新たな何かを生み出すことにチャレンジしていきたいと考えます。

 

今後も感染症に限らず、新たな窮地が訪れます。

そういった時に、ただ悲観するのではなく、前向きにポジティブな発想で新しいモノを生み出していく創造性を身に付けていきたいと考えます。

 

 

※参考書 図解でわかるSDGs「17の目標」と「自分にできること」がわかる本

 

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