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なぜ【SDGs】が必要なのかを考えると、自ずと答えが見えてきた。

SDGsお知らせ 2022.04.15

 

荒木商会では、SDGsをシリーズ化してそれぞれのゴールを考えていくと共に、弊社での取り組みに紐づけて、ご紹介していく事にしております。また社員と共有することで、会社が向かう方向性の理解と、意識づけ、行動の伴う実践として取り組んでまいります。

 

【シリーズSDGs】

ゴール①『貧困をなくそう』

ゴール②『飢餓をゼロに』

ゴール③『すべての人に健康と福祉を』

ゴール④『質の高い教育をみんなに』

ゴール⑤『ジェンダー平等を実現しよう』

ゴール⑥『安全な水とトイレを世界中に』

ゴール⑦エネルギーをみんなに、そしてクリーンに

ゴール⑧『働きがいも経済成長も』

ゴール⑨『産業と技術革新の基盤をつくろう』

ゴール⑩『人や国の不平等をなくそう』

ゴール⑪『住み続けられるまちづくりを』

ゴール⑫『つくる責任、つかう責任』

ゴール⑬『気候変動に具体的な対策を』

ゴール⑭『海の豊かさを守ろう』

ゴール⑮『陸の豊かさも守ろう』

ゴール⑯『平和と公正をすべての人に』

ゴール⑰『パートナーシップで目標を達成しよう』

 

今回は、これまでにご紹介してきた【SDGs】についての取りまとめと、今一度振り返る機会として記載しました。すべてのゴールを一度に達成することは難しいですが、一つひとつの取組みを知る事で、何かを始めていく事で、あれもこれもすべて繋がっていることに気づきます。

 

 

◎このままでは地球が、子供たちの未来が!?

 

なぜ、SDGsに取り組まなければいけないのでしょうか?

 

答えは、『このままでは地球がもたないから』です。

 

人間が利益だけを考えて環境破壊を続ければ、生物多様性はなくなります。将来的に自然の恵みは得られなくなります。経済も大切ですが、環境を守ることも進めなければいずれ人間に返ってきます。

 

プラネタリー・バウンダリーという言葉があります。『地球の限界』です。地球は既にいくつかの点で限界に達しているという警告を出しています。

 

この表を見て、まだ大丈夫と思いますか?

今手を打たないと地球の未来は危ないと思いますか?

 

【プラネタリー・バウンダリー(地球の限界)】

・生物種の絶滅速度

・生物地球科学的循環(リン・窒素)

・生態系機能の消失

・土地利用変化

・気候変動

・海洋酸性化

・成層圏のオゾン破壊

・淡水利用

・新規化学物質

・大気のエアロゾルの負荷

 

※高リスク (不安定な領域を超えてしまっている)

※リスク増大(不安定な領域)

※安全   (地球の限界内)

 

日本から見て地球の裏側にあるアマゾンの熱帯雨林は『地球の肺』と言われ、地球の空気をきれいにする役割を果たしています。しかし、開発の為にどんどん伐採されています。

 

地球の裏側で起こっている事でも、同じ地球の住人と考えると他人事ではありません。自分たちさえよければいいとは言っていられません。

 

地球の未来を、子供たちの未来を守っていくためには、今この課題に取り組んでいく必要があるのです。

 

 

◎SDGsは既に待ったなしの全人類の課題です。

 

改めてになりますが、【SDGs】とは『Sustainable Development Goals(サステナブル デベロップメント ゴールズ)』を略した言葉で、『持続可能な開発目標』という意味です。

 

2015年9月に、国際連合サミットで採択された『私たちの世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ(プラン、計画)』が掲げた『17の目標と169のターゲット』の持続可能な開発目標です。

 

世界には、196の国(日本が承認している国)があります。そのうちの146の国(約74%)は『開発途上国』です。

 

日本は経済も産業も開発が進んだ『先進国』です。私たちの日々の暮らし、日常の生活は当たり前のようにそこにはあります。しかし、世界的にみればこのような暮らしは少数派であり、決して当たり前ではありません。

 

世界には様々な問題が蓄積されています。

 

戦争や内紛、貧困や格差社会、差別や不平等、そして環境問題。様々な問題、課題があります。開発途上国の方がよりこれら深刻な問題を抱えているかもしれません。

 

日本にも貧困、差別、環境問題は数多く存在し、先進各国も同様です。環境問題などに関しては先進国に多くの課題が残されており、開発途上国においてはその影響を受けている現状もあります。

 

そして世界中の人々が暮らす地球が、このままでは環境破壊により立ち行かなくなってしまいます。それは、子供たちにとって、その先の未来の地球にとって深刻な問題です。

 

だからこそ、2030年までに持続可能な開発目標を一つ一つ達成させていく必要があり、今の暮らしを犠牲にすることなく、未来の暮らしも豊かにしていく事が必要です。

 

SDGsとは、全人類に課せられた、既に待ったなしの課題なのです。

 

 

◎様々な課題、問題を理解することから全ては始まる。

 

では、SDGsとは何から始めるのがいいのでしょうか?

 

まずは、知ることが重要です。理解することから全ては始まります。どれだけ多くの課題、問題があるのかを知り、一人ひとりが取り組まないとどうなるのかをしっかりと理解しなければ、ことの重大さや重要性はわかりません。

 

日本は豊かな国だと、世界中の人が思っているでしょう。

 

では果たして本当にそうでしょうか?

 

日本にも貧困は存在し、格差や差別は存在します。日本は経済が発展し、お店や商品があふれています。モノが溢れていることは様々な環境問題を引き起こしています。

 

地震や津波などの自然災害により多くの人々が命を落としている現状があります。これらの災害や公害は、地球温暖化が強く影響していると言われています。

 

で、あるならば地球温暖化を今すぐに止めなければいけません。

 

地球温暖化を止める為には、いつまでに、だれが、なにを、どれくらい、どのようにしなければいけないのでしょうか?

 

各ゴールには、それぞれの課題や問題の背景と具体的なデータが存在します。それらを元に建てられたのが持続可能な開発目標です。

 

まず理解しなければ、いわゆる口先だけのSDGsになってしまいます。

 

 

◎目標よりも具体的な『ターゲット』を知る。

 

SDGs17のゴールには、それぞれに『より具体的な未来の理想像』を示した、169の『ターゲット』が設定されています。

 

※169のターゲットについては、今後改めて記していきます。

 

では、『サステナブル』とはどういうことでしょうか?

日本語にすると、『持続可能な』『ずっと続けていける』という意味になります。

 

今、世界はSDGsを達成することで、サステナブル デベロップメント=持続可能な開発を目指しています。

 

・環境保護

 環境を守って行くこと

 

・社会的包摂

 社会的に弱い立場の人も含め、一人ひとりの人権を成長すること

 

・経済成長

 経済活動を通じて富や価値を生み出していくこと

 

持続可能な開発は、『環境保護』『社会的包摂』『経済開発』の3要素の調和が求められています。環境を守り、全ての人の人権を尊重しながら、経済成長をしていくということです。『だれひとり取り残さない』こともSDGsでは重要なキーワードです。

 

 

◎SDGsの『5つのP』とは?

 

SDGs17の目標は、『5つのP』で考えると整理され理解しやすくなります。

 

  • People(人間)貧しさを解決し、健康に

すべての人の人権が尊重され、平等に。貧困と飢餓を終わらせ、ジェンダー平等を達成し、すべての人に教育、水と衛生、健康的な生活を保障する。

 

  • Prosperity(豊かさ)経済的に豊かで、安心して暮らせる世界に

すべての人が豊かで充実した生活を送れるようにし、自然と調和する経済、社会、技術の進展を確保する。

 

  • Planet(地球)自然と共存して、地球の環境を守る

持続可能な消費と生産、天然資源の持続可能な管理、気候変動への緊急対応などを通じ、地球の劣化を防ぐことにより、現在と将来の世代のニーズを支えられるようにする。

 

  • Peace(平和)争いのない平和を知ることから実現

平和、公正で、恐怖と暴力のない、すべての人が受け入れられ、参加できる包摂的な世界を目指す。

 

  • Partnership(パートナーシップ)みんなが協力し合う

世界の人々の連携強化の精神に基づき、グローバルなパートナーシップにより実現を目指す。

 

 

SDGsとは何か?何を目指しているのか?地球が、私たちが直面しているかだとは何か?

 

まずは、地球上で、世界中で、日本で、日本以外の国々で、どんな課題や問題があるのかを認識することが大切です。

 

『どうしてSDGsが必要なのか?』を、しっかりと理解した時自ずと答えは見えてきて、自分も他人ごとではなく、取り組まなければいけない事に気づかされるでしょう。

 

 

※以下の参考書から引用、参考にさせていただきました。ありがとうございます。

こどもSDGs☆なぜSDGsが必要なのかがわかる本☆

SDGsがわかる本

図解でわかるSDGs「17の目標」と「自分にできること」がわかる本

 

 

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