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今さら人に聞けない【総合リサイクル】『リサイクル(Recycle)~資源としての再利用~①』

リサイクル 2019.07.08

『リサイクル(Recycle)~資源としての再利用~①

 

これまで、

『リデュース(Reduce) ~ゴミを出さない・減らすこと~

『リユース(Reuse)~くりかえし使うことで得られるモノ~

を、お届けして参りました。

 

今回は、『リサイクル(Recycle)~資源としての再利用~について、説明していきます。

 

 

【リサイクル】という言葉の定義は諸説あります。※Wikipediaより引用。

 

・「日常生活で不要な製品や、産業活動に伴い副次的に得られた物品を、資源として再利用、あるいは回収・再生して有効利用すること」

・「1度使った資源(廃棄物)を回収して再利用すること」

・「不要物(ゴミ、廃棄物)を再利用可能な素材へと変える行動や過程」

・資源の節約や環境汚染防止などのために、不用品や廃棄物などを再利用すること」

 

簡単に言い換えると、『資源として再利用する』ことと言えそうです。

私たちの身近な再利用について見ていきましょう。

 

 

◎ゴミがもたらす世の中への影響

よく耳にする『地球温暖化』とはどういう事でしょうか?

 

ゴミを燃やすことによって、二酸化炭素が排出されます。この二酸化炭素が地球の温暖化にとって大きな影響を与えます。二酸化炭素は地上から出た熱を温室のように閉じ込める要素があり、地球温暖化を招く原因とされています。

 

この『地球温暖化』により、自然や環境が大きな影響を受けます。

 

・これまでにない猛暑や水害をもたらす地球の異常気象を起こします。

・温暖化する事で南極や北極の氷が解けだし、海水面が上昇します。

・海水面が上昇すると、地形にも影響を与えます。

 

このように、ゴミの燃焼によって地球温暖化が進み、自然や環境に大きな影響を与えます。

 

一方、燃やさないゴミはどうでしょう?

 

燃やすゴミとは異なり、燃やさないゴミは処分場に埋め立てるしか手段がありません。その処分場がいっぱいになると、また新たな処分場を作る必要が生まれます。この処分場を新たに作ることにより、同様に自然や環境は影響を受けます。

 

・山間部や海などの自然が減少します。

・それに伴い、生息している動物や植物に影響を与えます。

・生物多様性が損なわれることで、生態系に変化が生じます。

 

これらのことからも、

『ごみを減らす(リデュース)』

『捨てずに再利用する(リユース)』

が必要なのです。

 

そして今回解説する

『資源としての再利用(リサイクル)』

が同じように重要となってくるのです。

 

 

◎ゴミが資源に変わる瞬間

ゴミを燃焼するときには、大量の熱が出ます。この熱をエネルギーとして発電力に利用することができます。よくゴミ焼却場のそばにある温水プールや健康施設があるのは、その典型的な例です。

 

また、生ごみや家畜の糞尿、紙ごみなどは、発酵させることによりメタンガスを発生します。このガスはバイオガスと呼ばれ同じく発電力として利用することができます。

 

このように、ゴミを資源として再利用を行うことが、リサイクルという事になります。

 

 

◎分別マークの違い

出典:経済産業省ウェブサイト

 

最近、テレビのクイズ番組などで出題されているのをよく見かけます。問題にされると途端に怪しくなります。リサイクルのマークって非常に似ていますが、微妙に異なります。参考までに、経済産業省のサイトより転載しますので、是非これを機に確認してみてください。

 

普段はあまり気にしていませんでしたが、家庭での日用品や、食料品など、ペットボトルや缶、包装している袋などには色々なマークがついています。このマークはリサイクルの方法が書かれており、正しく分別することができます。

 

これらの資源ゴミは、リサイクルして利用されることで、貴重な資源となります。正しくゴミを分別して出すことで、誰でもできるエコ活動になります。

 

次回『リサイクル(Recycle)~資源としての再利用~②』へ続く

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