【シリーズSDGs】ゴール⑬ 気候変動に具体的な対策を ~私たちにできること~

 

荒木商会では、SDGsをシリーズ化してそれぞれのゴールを考えていくと共に、弊社での取り組みに紐づけて、ご紹介していく事にしております。また社員と共有することで、会社が向かう方向性の理解と、意識づけ、行動の伴う実践として取り組んでまいります。

 

【シリーズSDGs】

ゴール①『貧困をなくそう』

ゴール②『飢餓をゼロに』

ゴール③『すべての人に健康と福祉を』

ゴール④『質の高い教育をみんなに』

ゴール⑤『ジェンダー平等を実現しよう』

ゴール⑥『安全な水とトイレを世界中に』

ゴール⑦エネルギーをみんなに、そしてクリーンに

ゴール⑧『働きがいも経済成長も』

ゴール⑨『産業と技術革新の基盤をつくろう』

ゴール⑩『人や国の不平等をなくそう』

ゴール⑪『住み続けられるまちづくりを』

ゴール⑫『つくる責任、つかう責任』

ゴール⑬『気候変動に具体的な対策を』

 

◎ゴール⑬『気候変動に具体的な対策を』

 

【シリーズSDGs】13個目のゴールは『気候変動に具体的な対策を』です。

 

気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる。

 

ことを目標とされています。

 

テーマは、『Climate Action(クライメット アクション)』で、

Climate=気候

Action=行動

直訳では気候行動ですが、『気候変動に具体的な対策を』と訳されています。

 

 

◎気候変動が巻き起こす様々な地球上の変異

 

気候変動と聞くと、どのようなことを想像できますか?

・地球全体の気温が上昇する地球温暖化が進んでいる。

・気温の上昇により、北極の氷が溶けだしている。

・北極の氷が溶けだすことで、海水面が上昇している。

・海水面が上昇することで、海岸付近の街が浸水している。

・北極等寒い地域に生息する動物の住む場所がなくなっている。

などなど、様々な変異が起こっています。

 

では、どうして地球上の気温が上がっているのでしょうか。

 

大きくは、地球上の二酸化炭素が増加している事です。地上の二酸化炭素が増えることで温室効果ガスが増加し、本来大気圏に逃げていくはずの熱が逃げられないで、気温が上昇するという仕組みです。

 

最近よく耳にする、カーボンニュートラル(脱炭素化)を進めるということは、温暖化を止める為に必要不可欠です。排出する二酸化炭素を減らすことが重要です。木などの森林は、二酸化炭素を吸収して酸素を創り出します。二酸化炭素を減らすために必要なことは、木を増やして森を創り出すことです。

 

もちろん、ただそれだけではありません。

実際に起こっている災害と、具体的な対策について考えていきましょう。

 

 

◎急激に上昇する世界の気温

 

近年、異常なほど高い気温が世界各地で観測されています。

2003年には、ヨーロッパにて記録的な熱波により約2200人以上の方が暑さにより亡くなっています。

日本でも毎年、熱中症などによる死亡者が出ています。

 

異常な高温や乾燥による大規模な森林火災もシベリア、北欧、アラスカなど世界各地で発生しています。

二酸化炭素を吸収する森林が失われ、炭素を含んだ土が燃焼することで、大量の二酸化炭素が発生し、地球温暖化を加速させるという悪循環も生まれています。

 

温室効果ガスの排出量は、1990年と比較して50%も増加しています。

温暖化は地球の気候に長期的な変化を及ぼし、今すぐ対策を講じないと取り返しのつかないことになります。

 

1901年から2010年の109年の間に、世界の平均海面レベルが19センチ高くなりました。

また、気温が1℃上昇するごとに、世界の小麦収穫量が5%減ると言われています。

 

日本では人口減少が起こっていますが、世界中では人口は増加しています。人口が増加するのに気温上昇により穀物の収穫量が減少することは深刻な問題です。

 

地球の気温上昇は、かつてないほど急激に進んでいます。

1880年から2012年の期間に、世界の平均気温は約0.85℃上昇したことが分かっています。これは過去一万年で例を見ないほど急激です。1950年以降は100年間に1.2℃も平均気温が上昇すると予測されています。

 

 

◎日本でも広がる自然災害

 

日本においても温暖化の影響は進んでいます。

平均気温は1980年代後半から1℃上昇し、夏の暑さも厳しくなり気象庁は2007年に最高気温が35℃以上になる日を『猛暑日』と定義しました。

 

近年では、この猛暑日が続く日が少なくありません。

夏の甲子園など炎天下の中に行われるスポーツや、東京オリンピックにおいてもこの暑さの問題により、日程や開催方法の変更を余儀なくされるなどの影響も出ていました。

 

暑さに限らず、様々な気候変動による災害も発生しています。

豪雨が増加し、強い雨が長い期間振り続けることにより、河川の氾濫が頻発しました。また地盤が緩んだことにより土砂崩れなどの影響が全国各地で広がっています。

 

 

◎様々な自然災害と生態系への影響

 

一方で、「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」という国際組織が、世界中の科学者の考えを調べてまとめたところ、地球の平均気温は、二酸化炭素の排出を減らす対策がきちんと取られない限り、現在から21世紀末までの100年間で、約4℃上昇する危険性があると発表しました。

 

先に記載した100年間で1℃上昇するというのは、適切な地球温暖化に対する対策が講じられていればの話になっています。

 

また世界中で起こっているのは気温の上昇だけではありません。

 

世界各地で台風、ハリケーン、サイクロン等の巨大化による被害、異常な豪雨による工事などの水害、日照りが続くことによる干ばつ被害、異常な高温による熱波などの異常気象が頻発しています。

 

平均気温が上昇し続けると、更に降水量が増加するという予測がされています。

逆に元々降水量が少ない亜熱帯地域では、更に降水量が減少すると予測され、乾燥が激しさを増し、干ばつが一層起こりやすくなり、砂漠化が加速します。

 

気温の上昇により、生態系にも影響が出ています。

これまで気温の低かった地域に、熱帯でしか生きられない生物が生息するようになり、外来生物として定着します。それらによりこれまでになかった病気が発生したり、特定の動植物が食べられたりして、在来生物が絶滅する恐れもあります。

 

農作物が取れる地域、海の魚が獲れる場所も変わってくる可能性があります。実際に起きている場所もあります。米や小麦、トウモロコシなど世界中で主食にされている作物の収穫が減ってしまい、食料不足に陥る可能性もあります。

 

海水の温度が上がると生息できない魚や貝が出てきたり、漁場が変わったり、海流が変化したり、今後の漁業にも影響が出ると言われています。

 

地上のみならず、海の生態系も大きな影響が出てくるという懸念があります。

 

 

◎温室効果ガス排出削減のためのパリ協定

 

すでに世界中で、地球温暖化による様々な対策、取組みが講じられ実際に進められています。

 

2020年以降の温室効果ガス排出削減のための新たな国際的な枠組みである、『パリ協定』が2015年12月にフランスのパリで行われた第21回『国連気候変動枠組条約』締約国会議(COP21)で採択されました。

 

1997年に採択された『京都議定書』以来の気候変動に関する国際的な取組みで、同条約に加盟する197のすべての国が参加した協定として画期的です。

 

この協定により、加盟各国では気候変動についての対策と、国ごとの制作や戦略、計画などを具体的な数値目標の元に宣言しています。

 

 

地球温暖化の原因である、二酸化炭素の排出は工場や自動車、家庭などから排出されます。石油や石炭などエネルギーを大量に使用することで増加します。

 

私たちの生活が豊かになった事は、一方で二酸化炭素の排出が増加するなど地球温暖化が進む要因となっています。脱炭素に向けた取り組みは他人ごとではなく、日常生活を送る私たち一人ひとりに課せられた課題だと考えます。

 

 

◎『脱炭素社会』に向けた提言

 

現在、炭素を出さないことが社会的に求められています。

以下は世界的な環境団体世界自然保護基金(WWF)からの提言です。

 

①『使用するエネルギーを減らす』

現在認定できる省エネ技術、対策の普及進歩により、最終エネルギー消費量は2050年までに約半分(2010年比47%)に。

 

②『自然エネルギーに替える』

原発や化石燃料を段階的に廃止。

2050年時点のエネルギー需要は供給可能な自然エネルギー量の範囲内であることを確認、全国の電力系統を一体的に利用して、24時間365日、電力が供給可能な子著を確認。

 

③『CO2がゼロになる』

エネルギー期限CO2排出量はゼロ。

温室効果ガス排出量は、95%削減。

 

これらの提言を実現することにより、脱炭素を達成するという内容です。

 

このシナリオ達成に必要な設置費用は、2010年~2050年の約40年間で365兆円になりますが、同期間に省エネと自然エネ活用で節約できる燃料費用等が449兆円。結果、84兆円得になる。これは、2018年度の日本の税金収入59.8兆円の1.4倍です。

 

現実的かどうかは別として、昔は正解だったことが、現在も正解であるということはありません。

地球の環境が激変したことにより、環境に順応できなかった恐竜は絶滅したと言われています。私たちは、今起きている気候変動や様々な環境の変化に、順応していく必要があります。

 

全人類の努力により、地球温暖化のスピードを緩めることは可能です。

『私たちにできること』を考えて、実行していく事が大切です。

 

『化石燃料から再生可能エネルギーにかえていく』ということは、とても大きな取組みですので、私たちができる事とは言えないかもしれません。それでも電気のむだづかいを減らしたり、省エネタイプの電化製品を選んだり、『私たちにできること』はたくさんあります。

 

 

※国際連合広報センター 持続可能な開発目標(SDGs)より引用

 

※以下の参考書から引用、参考にさせていただきました。ありがとうございます。

SDGsがわかる本

SDGsのきほん 未来のための17の目標 目標13気候変動

図解でわかるSDGs「17の目標」と「自分にできること」がわかる本

 

 

 

年末年始の営業案内

 

今年も残すところ、あとわずかとなりました。

本年も格別のご高配を賜り、改めて御礼申し上げます。

 

弊社の年末年始の営業は以下の通りとなっておりますのでご案内致します。

 

【年末年始の営業案内】

≪2021年≫

12月28日(火曜日)・・・通常営業

12月29日(水曜日)・・・休業

12月30日(木曜日)・・・休業

12月31日(金曜日)・・・休業

 

≪2022年≫

1月1日(土曜日)・・・休業

1月2日(日曜日)・・・休業

1月3日(月曜日)・・・休業

1月4日(火曜日)・・・休業

1月5日(水曜日)・・・通常営業

 

本年中の御愛顧に心よりお礼申し上げますと共に、

これからも皆様のお役に立てるよう挑戦して参ります!

 

来年も引き続き、宜しくお願い申し上げます。

【シリーズSDGs】ゴール⑫ つくる責任、つかう責任 ~『ごみ』という言葉がない未来を~

 

荒木商会では、SDGsをシリーズ化してそれぞれのゴールを考えていくと共に、弊社での取り組みに紐づけて、ご紹介していく事にしております。また社員と共有することで、会社が向かう方向性の理解と、意識づけ、行動の伴う実践として取り組んでまいります。

 

【シリーズSDGs】

ゴール①『貧困をなくそう』

ゴール②『飢餓をゼロに』

ゴール③『すべての人に健康と福祉を』

ゴール④『質の高い教育をみんなに』

ゴール⑤『ジェンダー平等を実現しよう』

ゴール⑥『安全な水とトイレを世界中に』

ゴール⑦エネルギーをみんなに、そしてクリーンに

ゴール⑧『働きがいも経済成長も』

ゴール⑨『産業と技術革新の基盤をつくろう』

ゴール⑩『人や国の不平等をなくそう』

ゴール⑪『住み続けられるまちづくりを』

ゴール⑫『つくる責任、つかう責任』

 

 

◎ゴール⑫『つくる責任、つかう責任』

 

【シリーズSDGs】12個目のゴールは『つくる責任、つかう責任』です。

 

持続可能な生産消費形態を確保する。

 

ことを目標とされています。

 

このゴールにおいての重要な課題は、

地球上にある大切な天然資源をどれくらい効率的に管理できるか。

資源から製品を生産し、消費した結果に生まれる有害な廃棄物や汚染した物質を、どのように処理するのか。

ということです。

 

生産する企業などが『つくる責任』を持ち、個人などの消費者が『つかう責任』を持つことで、できるだけ廃棄物を出さないようにし、再利用を促すことが非常に大切です。

 

いわゆる、荒木商会が専門としている【3R=リデュース・リユース・リサイクル】です。

 

 

◎様々な種類のフットプリント

 

『全世界のマテリアルフットプリントは、2000年から2017年までの間に約70%増加しました。』

 

さて、どういう意味でしょうか?

 

マテリアルフットプリントとは、天然資源の採掘量を表し、国のニーズを満たすために必要な原材料の量を反映します。世界中の天然資源の採掘量が、2000年から17年間の間に70%も増加したというのです。

 

地球上にある限られた天然資源の採掘量が増加したということは、資源は有限ですから将来的に使用できる天然資源量が少なくなる。もしくは使用できる期間が短くなるということになります。

 

フットプリントとは、日本語で言うと『足跡』です。様々な原料の採掘から始まって使用、廃棄されるまでどこでどれだけ環境に足跡を残して来たか、つまり負荷を与えたかを計算します。足跡が大きくなったということです。

 

主なフットプリントは以下の通りです。

・エコロジカルフットプリント(人間活動が地球環境に与える 影響した指標)

・カーボンフットプリント(温室効果ガスの排出量をCO2に換算した指標)

・ウォーターフットプリント(水質の変化と水量の変化の影響が環境に与える指標)

・生物多様性フットプリント(資源消費することで生物に影響を与える指標)

・マテリアルフットプリント(消費された天然資源量を表す指標)

 

マテリアルフットプリントに関する主な例として次のようなものが挙げられます。

・世界中で1分間に、100万本のペットボトル飲料が購入されています。

・世界中で1年間に、5兆枚の使い捨てプラスチック製レジ袋が捨てられています。

 

 

◎日本が廃棄する驚きの食品量

 

日本では、いったいどれくらいの食品ロスが起こっているのか?ご存じでしょうか。

日本に限らず、世界中で生産される食品の約3分の1(13億トン)が捨てられている現実があります。

 

2015年、日本では食べられるのに捨てられている食品(食品ロス)は646万トンでした。これは、世界の食料計画による食糧支援(320万トン)の2倍以上に相当します。日本の米の2017年年間収穫量(782万トン)に近い量が廃棄されています。また、日本人一人当たりが毎日お茶碗一杯分のご飯を捨てているのと同じ量だと言われます。

 

日本の学校給食は、食べ残しによって生徒1人当たり1年間に約7.1㎏が捨てられていると言われています。一クラス(35人)だと約248.5㎏にものぼり、10歳小学生7人分よりも重いという例えがあります。

 

食品ロスは、外食産業などの事業者、家庭などの個人から出されるものに大きく分けられます。その割合は、2015年の調べで事業系が55%、家庭系が45%です。

 

事業系食品ロスの原因には、仕込みすぎ、食べ残し、納品期限切れ、破損品、規格外品、製造過程などでの形の不揃いなどがあげられます。家庭系には、過剰除去(野菜の皮を厚くむくなど)、直接廃棄、食べ残しなどがあります。

 

 

◎『もったいない』は日本の言葉

 

ノーベル平和賞を受賞したケニア出身の環境保護活動家、ワンガリー・マータイさんが世界に広げた『MOTTAINAI(もったいない)』は、日本人が生み出した言葉です。この言葉が今、世界をより良い方向へ導いています。

 

今までは、大量生産、大量消費時代が世の中の景気拡大を押し上げてきました。一方で、製品が大量に生産され、売れなかったもの、要らなくなったものが大量に廃棄されました。

 

その他にも私たちの生活を便利にし、豊かにしてくれるサービスや製品はたくさんあります。同時に地球全体へ悪影響を与えてしまうことも多々あります。私たちはそれを使うか、我慢して受け入れるかという選択肢しか与えられていませんでした。

 

『もったいない』は日本人に根付く大切な価値観です。

 

世の中には今、新しい選択肢が増えています。便利で豊かなままで、地球にやさしくできる製品やサービスが増えています。私たちは、日々の買い物の中で、選択することにより地球全体に悪影響を与えるモノを世の中からなくしていく事ができます。

 

これらの選択は、エシカル消費と呼ばれています。

エシカルとは倫理的という意味です。倫理とは人や社会にとって良い行いかどうかを判断する基準の事です。

エシカル消費は、地球環境や社会にとって良いモノ、あるいは良い行いとしている企業が創っているものを選んで買う行動のこと。

 

昔からモノを大事にするという日本人の考え方は、今でも生きています。

 

壊れてしまったものを直して長く使うということができます。(リペア)

エコバックを使って使い捨て袋を受け取らないことができます。(リフューズ)

スマホなど使い終わったものを販売店に戻すことができます。(リターン)

廃棄物を処分するときに分別することができます。(リファイン)

着なくなった服を作り直すことができます。(リフォーム)

 

『Re』という言葉は数多くあります。詳しくは以前のコンテンツをご覧ください。

 

 

SDGs⑫のゴールは、経済活動だけでなく、生活サイクル全般で資源利用を減らし、汚染を減らすことで世界全体の利益を増やすことができます。生産者から消費者までのサプライチェーンのすべての人が関わることが重要です。※サプライチェーン(原材料の調達から、製造、在庫管理、販売、配送まで、製品の全体的な流れ)

 

 

日本人に根付く『もったいない』をもっと世界に発信する必要があります。物を大切にし、使えば使うほど社会や環境が良くなっていく製品・サービスがあふれている社会、『ごみ』という言葉が必要なくなる未来を創っていく為に、荒木商会は企業活動を継続して参ります。

 

 

※国際連合広報センター 持続可能な開発目標(SDGs)より引用

※参考書

SDGsがわかる本

図解でわかるSDGs「17の目標」と「自分にできること」がわかる本

 

 

 

 

【シリーズSDGs】ゴール⑪ 住み続けられるまちづくりを ~住みたい所に住み、幸せに暮らす~

荒木商会では、SDGsをシリーズ化してそれぞれのゴールを考えていくと共に、弊社での取り組みに紐づけて、ご紹介していく事にしております。また社員と共有することで、会社が向かう方向性の理解と、意識づけ、行動の伴う実践として取り組んでまいります。

 

【シリーズSDGs】

ゴール①『貧困をなくそう』

ゴール②『飢餓をゼロに』

ゴール③『すべての人に健康と福祉を』

ゴール④『質の高い教育をみんなに』

ゴール⑤『ジェンダー平等を実現しよう』

ゴール⑥『安全な水とトイレを世界中に』

ゴール⑦エネルギーをみんなに、そしてクリーンに

ゴール⑧『働きがいも経済成長も』

ゴール⑨『産業と技術革新の基盤をつくろう』

ゴール⑩『人や国の不平等をなくそう』

ゴール⑪『住み続けられるまちづくりを』

 

◎ゴール⑪『住み続けられるまちづくりを』

【シリーズSDGs】11個目のゴールは『住み続けられるまちづくりを』です。

 

包摂的で安全かつ強靭(リジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する。

 

ことを目標とされています。

ゴール⑨の包摂的で安全なインフラ構築とも密接なつながりがあるゴールです。

 

『将来、私たちが暮らす街はどうなっているのが理想でしょうか?』

 

地球には海があり、緑があり、世界中には広大な大地が広がっています。

 

にもかかわらず、陸地のたった3%の都市に、世界人口の約半分、35億人もの人々が暮らしています。そして、世界エネルギーの60~80%を消費し、炭素放出量は75%にも達しています。

 

問題になっているのは、スラムと限界集落です。

日本でも都市部に人口が集中し、地方の農山村部には限界集落が生まれています。

 

◎世界で広がるスラムの現状

世界人口の半分以上が都市に住んでいる現状から、今後2030年までには10人に6人が都市住民になると予想されています。人々は、よりよい生活を求めて都市へ移住し、都市人口が増えます。しかし、住宅問題は厳しさを増しています。

 

2014年、都市人口の30%はスラムのような状態の下に生活していました。8億8000万以上の人々がスラムに住み、都市に住む人々の約半数が、WHOが設定する安全基準のおよそ2.5倍レベルの大気汚染にさらされていました。

 

都市部にある貧しい人たちが集まって住んでいる地域を『スラム』といいます。

 

アジア、アフリカ、南アメリカなどの開発途上国では、農山村部などの地方から都会へ出てきてスラムに住みつく貧しい人々がどんどん増えています。

 

地方で人口が増加すると、畑を持てない人が出てきます。森を切り開いて畑を作ったり、痩せた土地で無理に作物を育てたり、家畜を飼ったりすると、土地が荒れて作物ができなくなってしまいます。

 

そこで人々は、仕事の見つかりそうな都市部へと流れてくるようになりますが、思うように仕事を見つけることができなかった人は、生活ができなくなりスラムに住みつくようになります。

 

また、大きくなりすぎた都市にはスラム街ができ、治安が乱れて、人々の安心や安全が脅かされます。スラムに住む人々は貧しく、中には家のない人もいます。公害で空気や水が汚れ自然が破壊されています。水道も下水もないところも多く、衛生状態もよくありません。

 

農村から都市部に移り住んだからと言って、みなが幸せになれるとは限らないのです。

 

◎日本が抱える限界集落と消滅可能性都市

若い人々が農山村部から都市部へ移住が進むことで、過疎化が進みます。加えて、日本で加速する少子高齢化により、冠婚葬祭などの社会生活や地域社会の維持が難しくなった集落を『限界集落』と呼びます。

 

様々な意味で、共同体として存続することが限界に達していることからその名前がつきました。子供がおらず、1人暮らしの高齢者などが多く、生活に様々な不自由を抱えた病気の人も少なくありません。

 

主に山間地や離島などで目立つ限界集落は、ついに限界を超えた場合、『消滅集落』への道を歩むことになります。

 

2014年の国勢調査をもとに、2040年までに全国1800市町村のうち約半数(896市町村)が消滅する恐れがあると発表されました。2040年に20~39歳の女性人口が半減する自治体を、人口減少のため存続できない『消滅可能性都市』とされています。

 

富山県では、15都市中5都市が選ばれました。※20~39歳の女性人口減少率50%以上の市町村。

朝日町(-65.8%)、南砺市(-61.0%)、氷見市(-57.2%)、小矢部市(-54.8%)、上市町(-51.9%)が該当します。

 

◎世界最大都市圏『東京・横浜』と10大都市圏

人間の歴史において、長らく都市に住む人は少数派でした。2008年にはじめて世界の半数が都市に住むようになり、その後も増え続けています。

 

現在、東京・横浜が世界最大の都市圏(都市的地域)です。都市的地域とは、原則として400人/km2以上の人口密度を有する、建物が連続する地域のことを指します。

 

世界の10大都市圏は以下の通りです。※アメリカの都市政策アナリスト兼学者『ウェンデル・コックス』試算より

 

①東京・横浜(日本)3,850万人

②ジャカルタ(インドネシア)3,436万人

③デリー(インド)2,812万人

④マニラ(フィリピン)2,506万人

⑤ソウル・仁川(韓国)2,431万人

⑥ムンバイ(インド)2,364万人

⑦上海(中国)2,212万人

⑧ニューヨーク(アメリカ)2,104万人

⑨サンパウロ(ブラジル)2,093万人

⑩メキシコシティ(メキシコ)2,039万人

・・・・・

⑭大阪・神戸・京都(日本)1,715万人

 

上位ほとんどをアジアが占めています。スラムに暮らす人は世界で8億2,800万人もいると言われ、多くが東アジア、東南アジアの大都市に住んでいます。

 

急成長を遂げているアフリカの都市と同様に、経済活動、生活の質、環境の為に、上下水道や交通網整備などが必要です。

 

◎私たちが住む理想の街とは?北海道下川町の取組み

果たして、都市部に住むことだけが幸せなのでしょうか?

 

地方や農村でも都市の便利さや楽しさを味わうことができれば、地方や農村に住みながら、都市的な魅力を享受できるようになります。

 

『住みたいところに住んで、そこで幸せに暮らす』事も実現できるのです。

 

北海道にある下川町は、人口3,300人、約9割が森林という小さな町です。1980年には人口減少率が北海道1位と急激な過疎化が進んでいました。

 

それを何とかしようとして町民は知恵を絞りました。2001年からは、『経済、社会、環境の調和による持続可能な地域社会づくり』という考え方のもとに取組みを重ね、森林バイオマスの利用で町全体の熱需要の約49%を自給したり、木材を活用した新しい産業をおこし雇用を生み出したりして、移住してくれる人も増えるなど、成果を上げてきました。

 

これらの取組みが評価されて、2017年『第一回ジャパンSDGsアワード』総理大臣賞を受賞しました。

詳しくはコチラから

 

 

都市化(町や都市が形成され、より多くの人が中心地に住んで働くようになり、人口が集中するプロセス)は、21世紀のグローバルな傾向です。経済生産性、包摂的な成長、環境維持を高めるために利用しうる変革の力が必要です。

 

SDGs⑪のゴールは、革新と雇用を生み出し、地域の団結と個人の安全を育成することです。その為に、都市及び他の人間居住地を新しくし、計画することを目指します。

 

では、皆さんは、『将来、自分たちが暮らす街はどうなっているのが理想でしょうか?』

 

 

あらゆる人が『将来自分が住む街はこうなって欲しい』を考えることが大切で、語り合い、お互いに共感しながら日々できることに取り組んでいきましょう。一人ひとりの活動は小さくても、未来は変わると信じて行動すれば、最後には理想の未来は作れる。『為せば成る、為さねば成らぬ、何事も』ですね。

 

 

※国際連合広報センター 持続可能な開発目標(SDGs)より引用

※参考書

SDGsがわかる本

図解でわかるSDGs「17の目標」と「自分にできること」がわかる本

 

【シリーズSDGs】ゴール⑩ 人や国の不平等をなくそう ~互いを尊重できる世の中に~

荒木商会では、SDGsをシリーズ化してそれぞれのゴールを考えていくと共に、弊社での取り組みに紐づけて、ご紹介していく事にしております。また社員と共有することで、会社が向かう方向性の理解と、意識づけ、行動の伴う実践として取り組んでまいります。

 

【シリーズSDGs】

ゴール①『貧困をなくそう』

ゴール②『飢餓をゼロに』

ゴール③『すべての人に健康と福祉を』

ゴール④『質の高い教育をみんなに』

ゴール⑤『ジェンダー平等を実現しよう』

ゴール⑥『安全な水とトイレを世界中に』

ゴール⑦エネルギーをみんなに、そしてクリーンに

ゴール⑧『働きがいも経済成長も』

ゴール⑨『産業と技術革新の基盤をつくろう』

ゴール⑩『人や国の不平等をなくそう』

 

◎ゴール⑩『人や国の不平等をなくそう』

 

【シリーズSDGs】十個目のゴールは『人や国の不平等をなくそう』です。

 

各国内及び各国間の不平等を是正する。

 

ことを目標とされています。

 

不平等とは、どういうことでしょうか?

平等ではないこと、格差ともいえます。法の下の平等が実現していない状態のことです。経済学的には、所得や資産が人々の中で平等ではない状態のことを言います。

 

ゴール⑩の目標では、所得の不平等を小さくすることを求めています。同時に、性別、年齢、障がい、人種、階級、民族、宗教、機会にもとづく不平等や各国内及び国家間の不平等の撤廃を求めています。

 

一つの国で生じている不平等と、国と国の間に立ちはだかる不平等をなくすことを目指しています。経済のグローバル化は、先進国と開発途上国の間の貧富の格差を拡大しています。

 

特に所得の低い人々への不平等を改善しなければいけません。

 

 

◎世界中に平がる格差と不平等の現実

 

現在、世界の最も豊かな10%の人々が、全世界の所得の40%近くを独占しています。反対に、世界で最も貧しい人たちが全世界に占める割合は2~7%に過ぎません。

世界の人口75億5000万人のうち、わずか8億人に世界全体の所得の半分近くが集まっているということです。

 

一方、国際NGOオックスファームの2015年レポートによると、世界で最も裕福な1%は最も貧しい50%の30倍の温室効果ガスを排出する生活をしています。そして、最も貧しい50%の人々は、気候変動の影響を大きく受けると考えられている国々に住んでいます。

 

捉え方にもよりますが、温室効果ガスを排出していない貧しい国や人々が、より多くの温室効果ガスを排出する裕福な国や人により、気候変動やそれに伴う災害などの影響を受けることは大きな不平等であると考えます。

 

仕事に関して言うと、男女平等が実現するには217年かかると言われています。世界経済フォーラムによると、今のままだと雇用の機会と賃金においてジェンダーギャップを無くすのにこれくらいの年数が必要だということです。

 

社会での所得配分の不平等さを表す『ジニ指数』という指標があります。『ジニ指数』は0から1の範囲の数値で表され、その値が大きいほどその社会の格差が大きいことを意味しています。0に近くなれば所得が均一で格差がないことを示し、1に近くなれば一部が所得を独占していることになります。

 

『ジニ指数』の世界平均は約0.40%です。日本では0.25~0.30位ですので比較的格差は小さいと示されています。この指数は、アフリカのサハラ砂漠より南側とラテンアメリカ、中国、ロシア、アメリカも高く、貧しい国ばかりではありません。

 

 

◎日本でも改善しないジェンダーギャップ

 

日本においても、女性の賃金が男性より低く、また同じ仕事内容でもパートやアルバイト、派遣などの非正規雇用の賃金が正規雇用より低い場合が多いのが実態です。同一労働同一賃金などの働き方改革が進められているものの、実態的に全てが解消されるまで未だしばらくの年数を要します。

 

日本のジェンダーギャップ指数が、世界中でも低いことは周知の事実です。

 

世界経済フォーラムが2021年3月に公表した「The Global Gender Gap Report 2021」により、各国における男女格差を測るジェンダーギャップ指数(Gender Gap Index:GGI)を発表されました。この指数は、「経済」「政治」「教育」「健康」の4つの分野のデータから作成され、0が完全不平等、1が完全平等を示しています。

 

2021年の日本の総合スコアは0.656です。順位は156か国中120位(前回は153か国中121位)でした。前回と比べて、スコア、順位ともに、ほぼ横ばいとなっており、先進国の中で最低レベル、アジア諸国の中で韓国や中国、ASEAN諸国より低い結果となりました。

 

 

 

日本は、特に、「経済」及び「政治」における順位が低くなっており、「経済」の順位は156か国中117位(前回は115位)、「政治」の順位は156か国中147位(前回は144位)となっています。政治分野では、スコアは上がっているものの、順位は下がっています。これは、各国がジェンダー平等に向けた努力を加速している中で、日本が遅れを取っていることを示しています。

 

※内閣府男女共同参画局「共同参画」2021年5月号より引用。

 

 

◎その人が持つ自分にはない魅力の発見

 

世界には紛争や迫害により故郷を追われた人が2019年で全人類の1%にあたる7950万人いると言われています。こうした人たちをやさしく受入れ、彼ら彼女らの優れた能力を発揮してもらえる社会にしていく事が私たちの幸せにもつながります。

 

日本でも、多くの外国人が在住しています。近年、日本の少子高齢化による人で不足により外国人労働者の数は激増しています。

 

今まで接点がなかった人、知らない人と出会うときどう感じますか?

 

『嫌だな、怖いな、面倒くさいな』というような負の感情が起こる人もいます。

『人との出会いことが楽しい、うれしい』というような正の感情が起こる人もいます。

 

無知と偏見による不平等は争いを生み出します。争いによって新たな不平等を生み出すという負の連鎖も起こります。

 

しかし、自分を大事に思うのと同じくらい他の人の考えや想いを理解し、尊重することができれば、そこには人間を幸せにするアイデアが次々と生まれていきます。人と出会うことが楽しくなり、新たなつながりがまた新たなアイデアを生み出すという『正の連鎖』が起こります。

 

自分の知らない考え方、異なる価値観、知らない人を見た時に感じる違和感、恐怖心は、異文化交流の入り口です。最初に否定するのではなく、先ずは相手をしっかり観察し、相手を知り、その人が持つ自分にはない魅力を見つけ出すことが大切です。

 

 

ワクワクドキドキする毎日を送るには、普段から「すごい!」「かっこいい!」とほかの人の長所を見つけられるようになることが大切ですね。お互いを尊重できる世の中であれば不平等は減っていきます。

 

 

※国際連合広報センター 持続可能な開発目標(SDGs)より引用

 

※参考書

SDGsがわかる本

図解でわかるSDGs「17の目標」と「自分にできること」がわかる本

【シリーズSDGs】ゴール⑨ 産業と技術革新の基盤をつくろう~ドラえもんの世界で描かれた未来の姿~

 

荒木商会では、SDGsをシリーズ化してそれぞれのゴールを考えていくと共に、弊社での取り組みに紐づけて、ご紹介していく事にしております。また社員と共有することで、会社が向かう方向性の理解と、意識づけ、行動の伴う実践として取り組んでまいります。

 

【シリーズSDGs】

ゴール①『貧困をなくそう』

ゴール②『飢餓をゼロに』

ゴール③『すべての人に健康と福祉を』

ゴール④『質の高い教育をみんなに』

ゴール⑤『ジェンダー平等を実現しよう』

ゴール⑥『安全な水とトイレを世界中に』

ゴール⑦エネルギーをみんなに、そしてクリーンに

ゴール⑧『働きがいも経済成長も』

ゴール⑨『産業と技術革新の基盤をつくろう』

 

◎ゴール⑨『産業と技術革新の基盤をつくろう』

 

【シリーズSDGs】九つ目のゴールは『産業と技術革新の基盤をつくろう』です。

 

強靭(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な都市及び人間居住を実現する。

 

ことを目標とされています。

 

包摂的(ほうせつてき)はよく出てきます。以前にも調べてみましたのでご参照ください。

【シリーズSDGs】ゴール④ 質の高い教育をみんなに ~好きなことを追求し楽しく学び続ける~

 

近年、『イノベーション』という言葉を非常によく耳にするようになりました。

日本語に訳すと『革新』という意味です。

 

ゴール⑨で必要な、技術革新とは、まさにイノベーションということです。モノや仕組み、サービス、組織、ビジネスモデルなどに新たな考え方や技術を取り入れて新たな価値を生み出し、社会にインパクトのある革新や刷新、変革をもたらすことを意味します。

 

強靭(レジリエント)な、インフラ(インフラストラクチャ)を構築するとは、ただ丈夫であればいいということではなくて、困難な状況を跳ね返すくらい頑丈なインフラであり、尚且つこれが万が一失われた場合に、その復元や回復が可能なインフラということになります。

 

 

◎『リープフロッグ現象』がもたらす開発途上国のイノベーション

 

『リープフロッグ現象』とは、カエルとび現象の事です。

 

情報化社会が進む中で、私たちの暮らしにはスマートフォンやタブレットが当たり前に普及しています。日本では、3G⇒4G⇒現在は5Gと通信の高速化が進むことで、より多くの情報が瞬時に拡散され、より快適な暮らしへと進化を続けています。

 

一方で、世界人口のおよそ2人に1人(約36億人)がインターネットにアクセスできないという世界中の課題が存在しています。

 

日本では、携帯会社の通信回線で、いつでもどこにいてもオンラインで繋がることが可能です。その為、外出先のフリーWi-Fiが設置されている場所は非常に少なかったのですが、外国人環境客の増加に伴い、飲食店やホテル、観光名所など、数年で一気にフリーWi-Fiの設置が進みました。

 

インフラと経済開発は、情報通信技術にかかっています。このゴール⑨は、金融、テクノロジー、技術の支援、研究、情報通信技術へのアクセス増大によって達成されます。

 

先進国ではかつて固定電話が普及し、その後、携帯電話が普及しました。

しかし、近年の開発途上国では、固定電話のよりも先に携帯電話が広がっています。

 

固定電話を引くためには、インフラの基盤づくりが不可欠です。開発途上国では道路もなく、電気もなく、電線もないのです。であるからこそ、携帯電話を使った方が早いのです。携帯電話は世界中で急速に広がり、以前は接続できなかったようなエリアでも情報社会に参加できるようになりました。

 

このように、カエルとびで飛び越えていく、これまでの進歩の段階を一気に飛び越えて、新しい技術やサービスを広げていく事が、リープフロッグ現象と呼ばれています。

 

 

◎世界中で広がる自然災害と脱炭素

 

近年では、これまでになかったほどの自然災害が日本でも起きています。巨大な台風や津波、洪水など毎年のように日本各地で甚大な被害をもたらしています。

 

それに伴い、かつて整備されてきたインフラが破壊されています。だからこそより強靭な、復旧化可能なレジリエントなインフラの必要性が増加しているのです。

 

そして同様に考えなければいけないのは、脱炭素です。

 

これまでのエネルギーを作るインフラは、火力発電、水力発電が中心でした。火力発電は地球温暖化をもたらす二酸化炭素を多く排出する上、化石燃料の減少が心配されています。原子力発電は日本を含む世界中で建設されていましたが、深刻な事故を経験してきたことで敬遠されがちです。

 

だからこそ、資源を効率的につかう持続可能な産業を創り出すための、イノベーション(技術革新)が必要なのです。

 

 

◎富山が誇る『黒部ダム』と世界のインフラ

 

日本のインフラ整備は世界でも群を抜いて進んでいます。またその技術力の高さは世界中でも評価されています。

 

日本の水道普及率は98.0%(2018年)、下水道の普及率も79.3%(2019年3月)です。日本では、蛇口をひねればいつでもきれいで安全な水が飲めます。電気やガスも日本全国ほぼどこでも使えます。

 

その代表例ともいえるのが、富山県が誇る日本最大級の『黒部ダム』です。1963年という時代に世紀の難工事と呼ばれた工事が完了した黒部ダムは、関西地方の電力を支え続けています。その工事の大変さは『黒部の太陽』等の映画にて今でも語り継がれています。

 

そんな日本であっても、近年の地震や洪水などの災害が発生したことで、インフラが破壊されたり、ライフラインが寸断されたりということが起こっています。しかし驚かれるのは、その復旧力の速さと、日本の技術力の高さでした。

 

先進国におけるインフラ整備はもはや当たり前の存在となりました。

一方、開発途上国ではインフラ整備が進んでいません。インフラ整備が進まないことが貧困の大きな要因となっています。

 

現在日本を含む多くの国々や企業が、開発途上国の社会インフラの整備を支援していますがまだまだ不十分です。誰一人としてインフラ成長の恩恵から取り残されることなく、繁栄はあらゆる国の男女、老若、農村・都市居住者等、すべての人に共有される必要があります。

 

 

◎ドラえもんの世界で描かれた未来の姿

 

ゴール⑨において、誰もが自分から、気軽に新しい製品、サービスを開発し、課題解決に貢献できる世の中が理想とされています。

 

未来の姿は、漫画やアニメの中でしか描かれていなかったことが現実になるイメージです。

 

高岡と言えばドラえもんの町です。

近い未来、ドラえもんの世界で描かれた未来の姿が現実になりつつあります。

 

私たちが現在当たり前に使っているスマホのビデオ通話も、昔は漫画やアニメの中にしか存在しない非現実的なものでした。未来の技術は進んでいます。自動運転の車、空飛ぶ自動車、お手伝いロボット、VRで体験できるバーチャルな世界。これらの研究はどんどん進んでいます。

 

これからの未来を、新しい技術を開発することで、インフラ構築、包摂的かつ持続可能な都市及び人間居住を実現する。

 

これが、ゴール⑨の目指すべき内容です。

 

誰か1人が考えていてもなかなかアイデアは出てきません。これからの時代は、分け隔てなく世界各国の人々と交流し、知恵を出し合い、協力することがとても大事になってきます。

 

技術は、開発する人、使う人次第でその問題を解決することもあれば、問題を大きくすることもあります。

 

だからこそ技術者を目指す人たちは技術の事だけではなく、どうなったら全ての人が幸せになるのか、未来の自分も幸せにできるのかを考えていく必要があります。

 

自分が心から欲しいと思える製品・サービスを恥ずかしがらずに表現する。それに共感した人が集まり、実際に開発する。失敗を恐れずに挑戦を行う人が増えれば増えるほど、気候変動など私たちが直面している危機から脱し、本当の意味ですべての人類が幸せになれる未来を創造できるはずです。

 

『失敗したところでやめてしまうから失敗になる。成功するところまで続ければ、それは成功になる。』

経営の神様と言われる松下幸之助の言葉です。

 

ドラえもんの世界で描かれた未来の姿が現実になる。誰一人取り残されることが無いように、日本が誇る高い技術力で開発途上国での技術開発や研究、イノベーションを支援する必要があります。

 

 

 

※国際連合広報センター 持続可能な開発目標(SDGs)より引用

※参考書

SDGsのきほん「未来のための17の目標⑩インフラ」

図解でわかるSDGs「17の目標」と「自分にできること」がわかる本

 

【シリーズSDGs】ゴール⑧ 働きがいも経済成長も ~大人になることが楽しみになる未来~

 

荒木商会では、SDGsをシリーズ化してそれぞれのゴールを考えていくと共に、弊社での取り組みに紐づけて、ご紹介していく事にしております。また社員と共有することで、会社が向かう方向性の理解と、意識づけ、行動の伴う実践として取り組んでまいります。

 

【シリーズSDGs】

ゴール①『貧困をなくそう』

ゴール②『飢餓をゼロに』

ゴール③『すべての人に健康と福祉を』

ゴール④『質の高い教育をみんなに』

ゴール⑤『ジェンダー平等を実現しよう』

ゴール⑥『安全な水とトイレを世界中に』

ゴール⑦エネルギーをみんなに、そしてクリーンに

ゴール⑧『働きがいも経済成長も』

 

 

◎ゴール⑧『働きがいも経済成長も』

 

【シリーズSDGs】八つ目のゴールは『働きがいも経済成長も』です。

 

包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)※を促進する。

 

ことを目標とされています。

 

包摂的(ほうせつてき)難しい言葉でしたので、以前にも調べてみましたのでご参照ください。

 

※デーセント・ワーク(Decent work)とは、『権利が保護され、十分な収入を生み、適切な社会保護が供与された生産的仕事』だと言われています。Decent=『きちんとした、まともな、適切な』という意味があります。分かりやすく言うと、『働きがいのある人間らしい仕事』とWikipediaでは紹介されています。

 

『貧困をなくそう』『飢餓をゼロに』『質の高い教育をみんなに』等のゴールにも直結する問題ですが、おおむね世界人口の半数が未だに1日およそ2ドル以下相当の生活をしています。

 

多くの国々で、仕事を持ったからといって必ずしも貧困から脱出できるという訳ではありません。そして、その仕事は様々です。世界の多くの国々で格差社会が広がるばかりで、いまだに低賃金で強制労働を強いられていたり、子供たちが学校に通えずに働いていたり、権利が保護されていない現実があります。

 

 

◎新型コロナウィルスがもたらした影響

 

コロナ禍により、世界中で2億5500万人分のフルタイム雇用に相当する仕事が失われたと言われています。これは、世界金融危機(2007~2009年)時の約4倍に相当します。

 

インフォーマル経済(非公式=公式な取決めの適用を受けていない、または十分に適用を受けていない)で働く16億人の労働者は、社会的セーフティネットを利用できず、コロナ禍により極めて大きな影響を受けたと言われています。

 

就業も就学も訓練も受講していない若者が増加し、若い男性で14.0%、女性で31.1%もいるそうです。

 

日本を訪れる外国人観光客数は、2019年の15億人から、2020年には3億8100万人に減少しました。コロナ禍では国際観光が2019年の水準に戻るのには最長4年かかる見込みだそうです。

 

それでも、景気回復は進行中で、世界の1人当たり実質GDPは、2017年2.2%から、コロナの影響により2020年に‐4.8%に減少、回復傾向に見られるものの多くの国々で経済成長がコロナ禍以前の水準に戻るのは2022年か2023年になる見込みとのことです。

 

 

◎世界中で起こっている様々な変化

 

しかし、今、世界は大きく変わってきています。

社会課題を解決する企業、環境に優しい企業、従業員が健康でやりがいを持って働いている企業に、優秀な人やお金が集まるようになってきています。

 

社会や環境にやさしい企業を応援するESG投資※はすでに世界投資の約3分の1に達しています。

 

※ESG投資とは、お金を稼げる企業に投資するのではなく、それに加えて、E(環境)、S(社会)、G(ガバナンス、統治する事)の3つの観点から優れた取り組みをしている企業に投資をしたほうが結果的に長くもうかり続けるという考え方。

 

日本人は昔から働きすぎだとよく言われます。今でも長く働く美学のようなものはなかなか抜けきらない世の中があります。

 

生活する上で、我慢をしながら休む暇もなく働く人もいます。家族との時間も取れず、お金を稼ぐために必死に働いてきました。このことは、結果、未来の自分たちを苦しめる結果にもつながります。

 

日本でも働き方改革が取り上げられ、法の整備の元、労働環境における取組が大企業から中小企業へと進んでいます。

 

AIやロボット技術の発展に伴って、より効率よく働ける環境づくりが進んでいます。人間でなくてもよい仕事はロボットが代わりにやってくれるような世の中が広がっています。

 

 

◎働きがいもあって、環境にもやさしい未来の仕事

 

2011年度に、『アメリカの小学校に入学した子供たちの65%は、大学卒業後に今は存在していない職業に就く』という予測がありました。

 

新型コロナウィルスの影響により、この流れは拡大しています。今ある7~8割の仕事は、今後新しい仕事に置き換わっていくとも言われています。

 

働きがいもあって、環境にもやさしい未来の仕事って、いったいどんな仕事でしょうか?子供たちの未来に、いったいどんな社会を残していけるのでしょうか?どんな仕事を作っていけるのでしょうか?

 

こういったことを考えて、いろんなアイデアを出して、若者たちの意見を聞いて、取り組んでいく方向を定めて、みんなで実践していく事が大切です。

 

まずは、自分たちが将来どのように生活していたいか、どのような仕事をしていきたいのかを考えて、それらを満たしてくれる新しい仕事を生み出していく事が大切です。

 

荒木商会ではリサイクル価値循環企業として、ダイバーシティー経営の取組みと、障がい者の方がはたらくよろこびを感じられる支援も行っています。今ある仕事に就ける人を採用するだけではなく、人を生かす経営に取組み、今いる人が、これから採用する人が活躍できる環境を新たに築いていきます。

 

 

子供たちが大人になることが楽しみになるような、ワクワクする未来を創るための社会を構築していく事が大切です。

 

※国際連合広報センター 持続可能な開発目標(SDGs)より引用

※参考書 図解でわかるSDGs「17の目標」と「自分にできること」がわかる本

【シリーズSDGs】ゴール⑦ エネルギーをみんなに、そしてクリーンに ~大人達が知らない新たな常識を知る若者達~

 

荒木商会では、SDGsをシリーズ化してそれぞれのゴールを考えていくと共に、弊社での取り組みに紐づけて、ご紹介していく事にしております。また社員と共有することで、会社が向かう方向性の理解と、意識づけ、行動の伴う実践として取り組んでまいります。

 

【シリーズSDGs】

ゴール①『貧困をなくそう』

ゴール②『飢餓をゼロに』

ゴール③『すべての人に健康と福祉を』

ゴール④『質の高い教育をみんなに』

ゴール⑤『ジェンダー平等を実現しよう』

ゴール⑥『安全な水とトイレを世界中に』

ゴール⑦エネルギーをみんなに、そしてクリーンに

 

 

◎ゴール⑦『エネルギーをみんなに、そしてクリーンに』

 

【シリーズSDGs】七つ目のゴールは『エネルギーをみんなに、そしてクリーンに』です。

 

すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する。

 

ことを目標とされています。

 

私たちは、生活する上で当たり前のように電気を使っています。

暗くなったら電気を点けて、テレビを見て、家電製品は全て電気で動いています。スマホの充電から、電気自動車のチャージも電気です。オール電化住宅も電気が無ければ快適ではありません。

 

電気は私たちの暮らしをとても豊かなモノにしてくれています。そして電気は、これから先もなくなることはまず無いと言えるエネルギーです。

 

電気を利用できる世界人口の割合は着実に増えてきています。2000年には79%、2012年には85%となりました。

 

それでも2019年現在、7億5900万人もの人々は未だに電力サービスを受けられていません。その内の4分の3はサハラ以南のアフリカに暮らす人々です。

 

また、料理のためにクリーンな燃料や技術を使用できる世界人口の割合は、2000年の51%から2014年の58%へと上昇しました。2010年以降の伸びは鈍っています。

 

しかし、料理のために固形燃料やケロシンのような公害燃料と技術を利用する人々の絶対数は増加しており、その数はおよそ30億人に達すると推定されています。

 

現代の再生可能エネルギーは急速に増えてきており、2010年から2012年には年間4%の割合で増えました。エネルギー強度(第一次エネルギー総供給を国内総生産で割った値)は、1単位の経済生産のためにどのくらいのエネルギーを消費したかを明らかにしています。

 

全地球的エネルギー強度は2010年から2012年にかけて1.7%減少しました。このことは1990年から2010年の期間に比べてかなりの改善です。この間は年に1.2%の減少でした。

 

エネルギーは気候変動の主な原因で、全地球的温室効果ガス総排出量のおよそ60%を占めます。

炭素強度を下げることが長期的な気候目標にとって不可欠になっています。

 

 

◎世界が抱えるエネルギー問題

 

世界人口のおよそ4分の1が電気のない生活をしており、それ以上の人々が料理や暖房のための現代燃料を利用できずにいます。

 

エネルギーの適切な供給は、経済成長と貧困の撲滅にとって不可欠です。

しかし、従来のエネルギー・システムが地球環境や人体の健康に与える影響は懸念の的でもあります。

 

1人当たりのエネルギー需要が増加し、世界人口の増加とあいまって、現在のエネルギー・システムでは持続できないまでの消費レベルに達しています。

 

エネルギーに関する国連システムの活動は、さまざまな方法で開発途上国を支援しています。たとえば、教育や研修、能力育成を通して、また政策改革を援助することによって、またエネルギー・サービスを提供することによって開発途上国を支援しています。

 

汚染がかなり少ない再生可能なエネルギー源へ向かう努力も行われているものの、需要の増加が依然として実際の供給能力を上回ってしまうのが現状です。

 

 

◎脱炭素とクリーンな自然エネルギーを選ぶこと

 

日本では石炭や石油など化石燃料を使う火力発電所は、年々減っているものの75%を占めています。

 

近年の気候変動や、それに伴う災害が頻繁に起こっていることで、改めて私たちの未来の為のエネルギーに関する認識が高まっています。石炭火力発電によって作られた電気を使うことが、未来の自分たちを苦しめることに繋がることも理解されています。

 

同時に、自然エネルギーの技術は飛躍的に発展してきています。

 

すでに、ヨーロッパでは自然エネルギーの比率が3割を超える国も多く、なかでもデンマークのコペンハーゲンでは、自然エネルギーが84%も占めており、2025年の脱炭素実現を目指しています。

 

※脱炭素=地球温暖化の原因になっている二酸化炭素の排出を防ぐために、化石燃料からの脱却を目指すこと。

 

技術の進歩によって、年々自然エネルギーの発電コストは下がっています。火力発電にかかるコストとあまり変わらないどころか、自然エネルギーの方が安価な地域も増えてきています。

 

多くの人が環境にも優しく、自分たちも得をする再生可能エネルギーという選択肢を選ぶこと。そしてその方が良い事を伝えていく事が大切です。

 

※再生可能エネルギー=石炭・石油とは違って永続的に繰り返し使えるエネルギーのこと

(太陽光・風力・地熱・水力・バイオマスなどの自然エネルギー)

 

 

◎大人たちが知らない新たな常識を知る若者たち

 

前述した自然エネルギーの現状は、最近になって始まった事であり、多くの大人たちは環境に優しい自然エネルギーの方が価格が高いと思っており、未来の幸せを守るには今の自分たちが我慢を強いられなければいけないと考えています。

 

だからこそ、近年の教育を通じて新しい常識を得ることができる若者が現状に異議を唱えることが大切です。

 

未来の豊かな生活か?

今の豊かな生活か?

 

このような二者択一の発想ではなく、今も未来もどちらも豊かになるという選択肢を探す必要があるのです。そして、なければ創っていこう!というのが、SDGsの考え方であり取組みです。

 

2050年には脱炭素化が実現している未来を目指して、大人も若者も子供も、一緒になって考えて、一人ひとりが取組んでいく行動を起こすことが大切です。

 

 

未来を明るくする自然エネルギーを使った人が、経済的にも得をする未来を創る事が大切です。

 

 

※国際連合広報センター 持続可能な開発目標(SDGs)より引用

※参考書 図解でわかるSDGs「17の目標」と「自分にできること」がわかる本

 

 

【シリーズSDGs】ゴール⑥ 安全な水とトイレを世界中に ~私たちが暮らす環境に感謝する~

 

荒木商会では、SDGsをシリーズ化してそれぞれのゴールを考えていくと共に、弊社での取り組みに紐づけて、ご紹介していく事にしております。また社員と共有することで、会社が向かう方向性の理解と、意識づけ、行動の伴う実践として取り組んでまいります。

 

【シリーズSDGs】

ゴール①『貧困をなくそう』

ゴール②『飢餓をゼロに』

ゴール③『すべての人に健康と福祉を』

ゴール④『質の高い教育をみんなに』

ゴール⑤『ジェンダー平等を実現しよう』

ゴール⑥『安全な水とトイレを世界中に』

 

 

◎ゴール⑥『安全な水とトイレを世界中に』

 

【シリーズSDGs】六つ目のゴールは『安全な水とトイレを世界中に』です。

 

すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する。

 

ことを目標とされています。

 

 

日本は島国です。

多くの山々に森林、緑豊かな自然にあふれています。おかげで水源にも恵まれています。四季が存在することで、春夏秋冬と様々な景色が堪能でき、自然の変化を楽しむことができる世界的にも珍しい国です。

 

日本では水道の蛇口をひねればキレイな水が出てきます。もちろん当たり前に飲むことができます。お湯のキレイなお風呂に入ります。トイレを使うと水が流れます。ウォシュレットがついているトイレが非常に増えています。これらの水はほぼ無限に利用できます。※水道料金はかかりますし、無駄は省く必要があります。

 

それくらいに、『水』は昔から私たちの身近にあります。現代では当たり前に使用されている『水』ですが、これらも産業が発達し、インフラ整備が整っているからです。

 

一方、最近でも頻繁に発生しますが、台風や大雨の影響による川の氾濫や、大地震での津波のように、私たちにとって決して安全ではない『水の災害』も存在します。

 

『因果応報』

善い行いをすれば善い報いがあり、悪い行いをすれば悪い報いがある。と言われてきました。

 

人間同士もそうですが、自然との関わり方にも同じことで、私たちは積極的にこれらの自然を守っていく、感謝しながら残し続けていかなければいけません。

 

 

◎進まない世界におけるインフラ整備

 

世界中で水とトイレの問題は深刻です。

良くはなってきているものの、依然として世界中の数十億人は水と衛生のサービスを受けられていないのが現実です。

 

世界の22億人は、安全に管理された飲料水を利用できていません。また、42億人は安全に管理された衛生施設を利用できていません。(2017年)

 

新型コロナウィルスの感染拡大防止でもっとも効果的な予防方法として、うがいと手洗いの徹底を呼び掛けられています。しかし、全世界で30億人が基本的な手洗いをする設備が自宅にありません。

 

医療施設においても、全世界の5カ所に2カ所の医療施設で、せっけんや水も、アルコールを主成分とする手指消毒剤もありません。(2016年)

 

水不足により、2030年までに7億人もの人が住む場所を追われる恐れがあります。

 

これらのゴールを達成する為には、インフラの設備が不可欠です。しかし、多くの国でその資金と技術がありません。国によっては水と衛生に関するターゲットの達成に必要な資金の61%が不足しているのです。

 

 

◎みんなできれいにせんまいけ大作戦

 

人間の体はほとんどが水でできていると言われています。胎児にいたっては体重の90%、新生児で75%、子供達で70%を水が占めています。体重60㎏の人で、42㎏が水分ということになります。

 

そうすると、おいしい水、安全な水が飲めるということは、私たちの体と健康に大きく関わってきます。キレイな水を飲み続けたり、キレイな環境で生活したりすると肌も体も健康になります。逆の場合は体に悪影響を及ぼす危険もあります。

 

これらを維持していくためには、大切な水源である山や森、私たちに水を与えてくれる自然を守りつづけていく事が大切です。

 

荒木商会では『リサイクルで地球をやさしく守りつづける』をキャッチコピーに、循環型社会の構築と、地球の環境保全に取り組んでいます。

 

 

富山県でも『みんなできれいにせんまいけ大作戦』を実施中ですのでご紹介させていただきます。

 

※富山県ホームページ みんなできれいにせんまいけ大作戦を実施中!より引用。

 

 

富山県の海岸に漂着するごみの約8割が、県内で発生し、河川を通じて流れ出たものといわれています。美しい海岸を守っていくためには、沿岸地域だけでなく、山から海に至る広範な地域での活動が必要です。

 

このため、山・川・海の地域の住民が一体となって取り組む清掃キャンペーン「みんなできれいにせんまいけ大作戦」を展開しています。

 

期間中は、地域の住民、ボランティア団体、行政機関等が連携して、県内各地で清掃美化活動が実施されますので、ぜひご参加ください。

 

一人ひとりが身近なところから環境問題を考え、美化活動の輪を広げましょう。

 

 

 

 

 

◎『水』にまつわる古くからの教え

 

『上善は水のごとし』

 

「老子」の八章に見える有名な言葉です。

「上善は水のごとし、水はよく万物を利して争わず、衆人の恵む所に処る。」つまり、「最高の善は水のようなものでなければならない。水は万物を助け、育てて自己を主張せず、だれもが嫌うような低い方へと流れて、そこにおさまる」と、述べています。

 

最高の人生のありかたは、水のように生きるということです。水は自分の存在を主張しないで、低い方へ自然に流れていきます。水のようにしてこそ心穏かにすごすことができ、また円満な人間関係を創り上げることができます。

 

※故事百選より引用させていただきました。

 

経営の神様と言われる「松下幸之助」の経営哲学にも、「聖なる経営とは水道の水である」とされる水道哲学があります。

 

商売をするものの使命はなにか。この世から貧をなくすことである、世の中を豊かにすることである。物の面から人びとを救うことである。

 

『いわば水道の水のように、いい物を安くたくさんつくるということは、いつの時代でも大事なことである』

 

ということを教えています。

 

※東洋経済オンラインより引用させていただきました。

 

現代ではモノが溢れすぎている為、不要なモノを創りすぎないことも大切です。

それでも、以前から「この世から貧をなくすこと」を理念にされています。

 

日本において、このような環境に私たちがいるのは当たり前ではなく、先人たちが私たちに残してくれている大切な資源です。私たちが暮らす環境に感謝し、これから先の未来にも残し続けていかなければいけないということです。

 

 

※国際連合広報センター 持続可能な開発目標(SDGs)より引用

※参考書 図解でわかるSDGs「17の目標」と「自分にできること」がわかる本

【シリーズSDGs】ゴール⑤ ジェンダー平等を実現しよう ~ダイバーシティ経営の実践~

 

荒木商会では、SDGsをシリーズ化してそれぞれのゴールを考えていくと共に、弊社での取り組みに紐づけて、ご紹介していく事にしております。また社員と共有することで、会社が向かう方向性の理解と、意識づけ、行動の伴う実践として取り組んでまいります。

 

【シリーズSDGs】

ゴール①『貧困をなくそう』

ゴール②『飢餓をゼロに』

ゴール③『すべての人に健康と福祉を』

ゴール④『質の高い教育をみんなに』

ゴール⑤『ジェンダー平等を実現しよう』

 

◎ゴール⑤『ジェンダー平等を実現しよう』

 

【シリーズSDGs】五つ目のゴールは『ジェンダー平等を実現しよう』です。

 

ジェンダーの平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う。

ことを目標とされています。

 

ジェンダーとは、男性・女性という生物学的な性差ではなく、文化や習慣によって形作られた「社会的性差・文化的性差」のことをいいます。

 

『男性はこうあるべき』『女性はこうあるべき』『男のくせに』『女のくせに』といった言葉で、行動を制限したり、決めつけたりすることです。

 

ジェンダー平等とは、そういう社会的性差・文化的性差をなくして、誰もが男女関係無く、自分の好みを言えたり、性別のせいでやりたいことをあきらめたりしないで済む世界を目指すものです。

 

 

◎日本の常識はおかしい?

 

日本は世界でも珍しいほどに男女差別が存在している国だそうです。

 

ジェンダーギャップ指数(世界各国の男女格差を示す指数)において、日本は156か国120位です。

政治分野において特に男女格差が大きく、2021年日本は147位です。

 

先のオリンピックでも開幕前から、男女差別的な発言が大きな社会問題になりました。

 

いかに、日本のジェンダー平等が進んでいないかがわかります。

 

日本は、かつて高度経済成長から技術大国と呼ばれ、アメリカに次ぐ経済大国でもありました。

今では、少子高齢化が進み、成長が止まってしまった国だと言われるようになりました。

 

しかし、日本はまだまだ可能性を秘めており、その鍵を握っているのがジェンダー平等だと言われています。

 

世界から見ると日本の常識はおかしいと思われています。

私達の価値観の中にも、当たり前のような感覚が根付いていませんか?

 

その価値観を根本から変えるのが、ジェンダー平等の考え方です。

 

 

◎世界のジェンダー平等とMDGs

 

世界はMDGsのもとにジェンダー平等と女性のエンパワーメント(力をつける、権限を与えること)に向かって進歩を遂げました。しかし、女性と女児は世界のいたる所で依然として差別と暴力の対象となっています。

 

MDGs( Millennium Development Goals)とは、2001年にまとめられた2015年までの国際目標であり、1990年代に開催された主要な国際会議・サミットで採択された『国際開発目標』と、2000年に開催された国連ミレニアム・サミットで採択された『国連ミレニアム宣言』とを統合して作られました。

 

SDGsの前身のような開発目標で、8つの目標が定められています。

①極度の貧困と飢餓の撲滅

 ②普遍的な初等教育の達成

 ③ジェンダーの平等の推進と女性の地位向上

 ④乳幼児死亡率の削減

 ⑤妊産婦の健康の改善

 ⑥HIV/エイズ、マラリア及びその他の疾病の蔓延防止

 ⑦環境の持続可能性の確保

 ⑧開発のためのグローバル・パートナーシップの推進

 

2015年の報告では、「極度の貧困をあと一世代でこの世からなくせるところまで来た」「MDGsは歴史上最も成功した貧困撲滅運動になった」と成果が強調されています。

 

解決できなかった課題や、新たに出てきた環境問題、社会課題などに対応する為、『だれ一人取り残さない世界へ』SDGsが誕生しました。

 

 

◎荒木商会の取組み

 

荒木商会ではダイバーシティ経営を実践しています。

 

多様な人材の採用、年齢、性別、働き方の多様化を目指しています。

最近では、自分の働き方で働きたい方に対してのフレックス制の導入を行い、働き方、時間や曜日が選べる仕組みづくりを目指しています。

 

フレックスに動ける方がいることで、適材適所に対応できるようになりました。

他の社員のカバーや、フォローができるので、非常に助かっています。

 

障がい者雇用と、就労支援を行う荒木商会にとっては、ダイバーシティ経営は非常に重要です。

 

今後は、障がい者のみならず、トライアル雇用、シニア層の活用、外国人労働者など、様々な人材が活躍できる職場、会社を目指していきます。

 

 

◎大人だけでは達成できないSDGs

 

SDGsは、

私たちが暮らす世界を、未来をどのようにしていくか?

素晴らしい地球をどのように守って、未来の子供たちに残していくか?

を、世界中の人々が国境を超えて考え、目標として決定しました。

 

だれ一人取り残すことなく、誰も犠牲にならない、みんなが幸せになれる世界を目指すための目標です。

 

この目標は、子供たちから高齢者まで、すべての人たちが協力し合って行動しなければ達成できません。

これらの課題は、これまで人類が長い年月をかけても創る事ができなかった新しい世界の姿です。

 

大人だけでは達成できる課題ではなく、これから大人になる子供たちが、今のうちからSDGsに関心を持ち、理想の世界の実現のために必要な力を身に付ければ、不可能を可能にすることができるかもしれません。

 

子供や、若者の力が必要不可欠なのです。

 

その為には、世界中の子どもたちが最低限の生活をし、質の高い教育を受けることが必要です。

全ての目標はつながっているのです。

 

ジェンダー平等もその一つです。男性が、女性が、といった差別は必要ありません。

男女差がなくなれば、おかしな価値観がなくなれば、日本全体で活躍できる人が増加します。

 

キャリアの選択肢が増え、いろいろな生き方ができるようになります。

性別に関係なく、希望や感動を共有し尊重し合える関係性が増えていきます。

 

日本は停滞している30年から抜け出し、再び成長することができるかもしれません。

 

男女問わず、誰もが幸せになるために解決すべきなのがジェンダー平等です。

 

 

※国際連合広報センター 持続可能な開発目標(SDGs)より引用

※参考書 図解でわかるSDGs「17の目標」と「自分にできること」がわかる本