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リサイクル業界のはてな?を『あらきのぶゆき』がぶっちゃける!第2話【全4回】

お知らせ日記 2019.05.20

第2話【まさかの2倍!?】ビックリするほど跳ね上がった廃棄物の料金。

 

 

『プラごみ輸出停止へ』

5月10日の読売新聞一面にタイムリーなニュースが掲載されていたので一部引用して紹介します。

 

『プラごみ輸出停止へ』のタイトルで、政府はプラスチックごみの海外への輸出を実質的に停止する方針を決めた。という事です。

 

 

先の第一話にも関連記事を書きましたが、これまで日本は、雑品スクラップや廃プラスチックの大部分を海外で処理してきました。その主な輸出先が中国でした。中国の輸出禁止を受け、現在マレーシア、タイ、台湾、ベトナムなどのアジアへ輸出されています。その量は年間100万トンにもなります。

 

 

5月10日金曜日にスイスで開かれている『バーゼル条約』の締約国会議において、日本などが提案した廃プラの輸出入を規制する提案が会場一致で採択されました。

※『バーゼル条約』とは、一定の廃棄物の国境を超える移動時(輸出入)の規制について国際的な枠組みおよび手続きを規定した条約の事です。

 

 

話は逸れますが、自動販売機の横に代替ゴミ箱が置いてあります。缶とペットに分かれています。これって何のためかご存知でしょうか?環境問題対策のわかりやすい例だと考えます。『自動であれ販売した側の責任』、『飲み物を購入した人の責任』、『飲み物を飲んだ人の責任』で出たごみを処理する必要があります。

 

 

別の言い方にすると、プラスチックの容器の場合は次のように言えます。『容器を作った人』、『その容器を使った製品を販売した人』、『その容器を使った商品を購入した人(消費した人)』、それぞれに責任感を持ちましょうという事になると考えます。『作りすぎない、売りすぎない、買いすぎない』という事もエコに繋がります。

 

 

結論として、日本は【来年夏頃の発効】により、これまで一部海外に輸出していた年間100万トンの廃プラを国内で処理しなければいけなくなります。

 

 

【跳ね上がった廃棄物の処理料金はこれまでの2倍!?】

日本は、現在少子高齢化による労働人口の減少により、これまでにない人材不足に陥っています。また、政府が掲げる働き方改革により、賃金アップと共に、労働条件の改善も求められています。一方で燃料費、電気料、機材・資材等の諸費用の値上がりが起こっています。人件費、原材料費の高騰はダイレクトに経営を圧迫します。

 

 

そして、現実に今起こっているのは、最終処分場の搬入受け入れ制限と埋め立て処分価格の大幅な値上げです。それに伴って、中間処分場の受け入れ制限と処分価格の値上げです。多くのリサイクル業者では行き場のない廃棄物の山が倉庫を埋め尽くしています。廃棄物を取り巻く環境は日本国内でも全体で厳しくなっているのが現状です。

 

 

そして現在、【跳ね上がった廃棄物の処理料金はこれまでの2倍】に到達しているケースもあります。

 

 

荒木商会でもこの問題は非常に大きく、高騰した処理費用に対して業務効率化・合理化等の自社や協力業者との努力を図るもコスト増の吸収が困難で、適性処分を維持する為に、やむなくお客様には価格改定をお願いしているところであります。そしてこの廃棄物の処理費用は今後ますます高騰していく可能性もあります。

 

では、今後はどのようにしていく必要があるのでしょうか?

高い処理費用をできるだけ安く処理する為にはどうしたらいいのでしょう?

 

処理費用の高騰には原因があります。

 

その最たる原因は【混合されている廃棄物】にあります。

 

 

次回以降、『あらきのぶゆき』がぶっちゃけたいことの本質に迫ります!

 

第3話 『知らなきゃ損する【正しいごみ処理の方法!】解決するにはこれしかない。』

に続く≫≫≫

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