『金属スクラップ』~有価物の本当の価値とは?~

◎『スクラップ』という言葉の意味

荒木商会では、金属全般を取り扱っております。

国内外のメーカーを通じ、リサイクル原料として活用されます。

 

見た目では判断しにくい『金属スクラップ』(特殊金属、非鉄金属など)を回収します。

 

お売りいただいた『金属スクラップ』は、製鋼メーカーや精錬所でリサイクル原料として幅広く使用されています。

 

『スクラップ(scrap)』とは、細切れ、細切れにする、細切れになってしまったという状態を意味する英語です。

 

金属製品の廃棄物や、金属製品の製造工程で出てくる廃金属を『金属スクラップ』と呼んでいます。

 

また、壊れてしまって修理再生の見込みがなくなった機械製品も『スクラップ』と呼んでいます。

 

その他にも、大事な雑誌や新聞の記事、写真を切り取ってノートなどに貼り付ける『スクラップブック』のようにも使います。

 

一見、要らないもののように感じてしまう『スクラップ』という言葉、実は要らないものではなく、価値がある有価物であったり、大事な思い出であったりします。『スクラップ』とは、あくまでもその状態を指します。

 

『スクラップ』=『細切りの状態』

 

 

◎『金属スクラップ』の種類

『金属スクラップ』と言っても色々です。

 

『鉄』、『アルミニウム』、『銅』、『錫(スズ)』などのスクラップは回収して、金属の新たな原料として再利用されています。

 

これまでも書いてきたように、循環型社会を創り出す為に『スクラップの再利用』は非常に重要であると言えます。

 

『鉄』を中心にした複数の『非鉄金属』『プラスチック』、『ガラス』などが入り混じったものを『雑品スクラップ』と呼びます。

 

これらの『雑品スクラップ』は、分別や、処理に手間がかかります。

また、再利用して作った製品の質は一般的には低下します。結果的に再利用できない廃棄物が多く残ってしまう問題も抱えています。

 

 

◎『鉄』のスクラップ

『鉄のスクラップ』『屑鉄(くずてつ)』とも言います。

『屑(くず)』と、一見悪い意味のようにも見えますが、鉄鉱石と同じように、重要な製鉄の原料でもあります。

 

『鉄スクラップ』は、電気炉によって再び鋼鉄へとリサイクルされます。

高炉を持たない電炉メーカー等が『鉄スクラップ』を原料としています。

 

しかし、『鉄スクラップ』を原料とした鋼鉄は不純物の量が少し多いので、鉄鉱石から生産された鋼鉄よりも品質が劣ってしまうという現実があります。それでも用途として十分に活用できる品質で再利用することができます。

 

『鉄スクラップ』の代表例と言えば、プレス処理をした後の廃車や、プレスして四角い塊になっているスチール缶などはよく見かけます。

 

『鉄スクラップ』はこのように、私たちの日常生活の中から、また製造業などを中心とした工場の廃棄物などから出てきます。再利用を行うことで、資源を有効活用しています。

 

 

◎『アルミニウム』のスクラップ

日本で消費される『アルミニウム』のうち、約70%は新地金(しんじがね)であり、残りの約30%はリサイクルされたものです。

 

『アルミニウム(ボーキサイトを原料とする)』の精錬には、非常に大量の電力を使うため、日本のアルミニウム精錬は2014年3月末で終了しています。ほとんどの会社は電気料金の安いブラジルや中東などで精錬しているのが現状です。

 

現在では、『アルミニウムスクラップ』からリサイクルして地金を作るほうが、ボーキサイトから精錬するより低価格なので、空き缶などのスクラップから再生産されています。

 

『アルミ』は特性として、

【軽い、強い、柔らかい、耐食性が強い、加工性が良い、電気の良導体、磁気を帯びない、熱を伝える】などの利点があります。

 

そのため、加工のしやすい『アルミニウム』は、

【アルミサッシ・自動車のアルミホイール・自転車のリム・アルミ支柱・アルミ鍋・アルミ飲料缶・機械部品・アルミラジエーター等】

多くのアルミ製品が、身の回りで使用されています。ちなみに1円硬貨もアルミです。

 

 

◎『金』のスクラップ

 

これまで『鉄』や『アルミ』のスクラップについて書いてきました。

スクラップには、【金・プラチナ・銀・パラジウム】などの貴金属を含んだ工業用・産業用の廃棄物や不用品もあります。

 

パソコンや電子機器、通信機器、電力装置などには、貴金属が含まれています。よくCMで見かける、『高価買取します』という貴金属・宝石のようなものとは少し違います。

 

【金・プラチナ・銀】などは工業用の金属としても極めて優れた特性を持ち、パソコンや電子回路などの部品に使用されています。【パラジウム】は、自動車の排ガス浄化触媒などとして使用されています。

 

携帯電話、スマートフォンや、パソコンの接点部品として金が使われています。

これらの金は回収され、再利用されています。新たな携帯電話、スマートフォン、集積回路(ICチップ)、コンピュータ、アクセサリーなどの、廃棄物、不用品を粉砕して精錬し、もう一度電子部品などの生産に再利用されています。

 

 

◎有価物の本当の価値とは?

今回は、『金属スクラップ』についての記事を書いてみました。

 

一般的に『有価物の判断基準』として、処分費用を必要としないものは『廃棄物』ではなく『有価物』とされています。

『売却金額から運搬費用を差し引いたときに、排出事業者側に利益があるかどうか』

が、大きな目安となっているようです。

 

もちろん利益があるかどうかは、商売である上では必要です。

現在、外部環境の影響により、廃棄物の処理費用はどんどん高騰しています。一方で、有価物の価値は低下している状況です。

 

荒木商会では、

『できない。分からない。を言わない企業づくり』

『新たな価値を提供できる企業づくり』

を進めています。

 

利益の有無だけではなく、リサイクルすることで再利用される有価物に、今後更なる価値を見出していく為に取組んでいます。これからもリサイクルの可能性を追求していきます。

 

あなたが、今捨てようとしているものは本当にゴミですか。』

 

自分たち自身、またお客様にも問いかけながら、リユース・リサイクルを推進し、循環型社会の実現に取り組みます。

 

 

『リサイクル価値創造企業』として、【有価物の本当の価値】を見出していきます。

『PC回収のイロハ』~Windows7サポート終了ってどういうこと?~

◎2020年1月14日、『Windows7』のサポート終了。

最近テレビのCMなどでもよく見かけますが、2020年1月14日に、『Windows7』のサポートが終了します。

 

そもそも、『Windows7』とは何でしょうか?

 

Wikipediaによりますと、

『Windows 7(ウィンドウズ セブン)は、マイクロソフトが2009年にリリースした、Windowsシリーズに属するパーソナルコンピュータ用のオペレーティングシステム (OS) である。』という事です。

 

カンタンに言うと、パソコンを動かすのに必要なシステムのことです。

 

年々、パソコンも進化していきます。

iPhoneであれば、5⇒6⇒7⇒8⇒Xや、『s』が付くというようにバージョンアップしていきます。

 

Windowsもこれまで、Windows 95、Windows 98、Windows Me、Windows 2000、Windows XP、Windows Vistaと進化してきました。

 

『Windows XP』のサポート終了は記憶にまだ新しいですが、あれからもう10年になるのですね。

 

『Windows 7』は、2009年10月22日に一般発売が開始されました。あれから10年、2020年1月14日にサポートを終えるのです。

 

アメリカの調査によると、2019年9月時点における『世界のOSシェア』に関して、首位は、Windows 10 (52.38%) で、それに次いでWindows 7 (28.17%) がシェアを持っています。

 

まだまだ多くの方が利用しているという事になります。

 

 

◎サポートが終了するとどうなる?

Microsoft HPより引用。詳細はこちらで確認ください。

 

マイクロソフトは、『Windows 7』のサポートを終了することにより、より新しく、優れたサポートを提供すると言っています。

 

サポートが終了すると、パソコンを保護する為の技術的なサポート、Windows Updateからのソフトウェア更新は、利用できなくなります。

 

マイクロソフトは、2020年1月までに、『Windows 10』に移行するように勧めています。これによって、これまで通り、もしくはそれ以上に必要なサービスやサポートを利用することができます。

 

『Windows 7』のPCでは、サポート終了後、セキュリティ更新プログラムを受け取ることができなくなります。一番のリスクは、セキュリティです。データを守る為の最新のシステムにアップグレードしましょう。

 

 

◎どうするのがいいのか?

一番シンプルな方法は、現在の『Windows 7』のパソコンから、『Windows 10』を搭載した新しいパソコンに交換することです。

 

以前もリサイクルな日記で書きましたが、

※以前の日記はコチラから

パソコンは常に進化します。そして非常に高性能です。処理速度も高速になり、また軽量化され、性能も向上しています。

 

尚且つ、安全性も高く、平均価格も以前より大幅に下がっています。最新のハードウェア機能を利用するには、『Windows 10』を搭載した新しいパソコンの購入が最善といえます。

 

 

又は、互換性のある『Windows 7』のパソコンであれば、通常版のソフトウェアを購入して『Windows 10』をインストールすることでアップグレードすることができます。

 

以前は、『Windows 10』への無償アップグレードができましたが、2016年7月に終了しています。

 

ソフトウェアを購入し、アップグレードする方法に関しては、古い『Windows 7』パソコンの場合、『Windows 10』と互換性がないか、または一部の機能が使用できない可能性が有る為あまりお勧めされていません。

 

 

◎『Windows 7』を使い続けるとどうなる?

サポートが終了した後も、『Windows 7』を搭載したパソコンは引き続き使うことはできます。例えば、Officeのソフトを使用して『Wordやexcel』等を使用する場合です。

それでも、『Windows 7』自体にセキュリティ更新プログラムが適用されなくなり、デバイスがセキュリティの脅威に対して脆弱になります。

 

現在の世の中はWebで検索をしたり、メールを送ったりと、インターネットに接続している場合がほとんどです。その場合、『Windows 7』を搭載したパソコンでは、セキュリティのリスクや、ウイルスの被害を受けやすくなります。

 

使うことは可能ですが、リスクがあるという事ですね。

 

 

◎PCの回収、引き取りします。

最新のパソコンであれば、買取りをすることもありますが、このように古くなったパソコンは買取りができません。

それでも、リサイクルすることによって、新たな資源へと生まれ変わります。

荒木商会では、不要になったパソコンの回収や引き取りも行っています。

 

お困りの方は、一度お問合せ下さい。

 

【パソコン回収のお問合せ】

パソコン回収の前に、電話またはメールにてお問い合わせください。

 

【パソコン回収のご依頼】

「引取」「送る」「持込」のいずれかで、パソコン回収の依頼をします。

パソコン回収ご依頼の際は、自動車運転免許証など「氏名」「現住所」「生年月日(年齢)」が確認できるもののご用意をお願いします。

 

【パソコン回収】

パソコンの動作確認と添付品のチェックを行います。

 

【パソコン回収成立】

本人確認書類・印鑑がない場合、パソコンの回収は出来ませんのでご注意ください。

※パソコンのデータ消去は、お客様に確認後、対応します。

※別途費用が発生します。(データ消去サービス)

 

パソコン回収の、引き取りエリアは、基本的に富山県内のみとなりますが、数量のまとまる場合、諸経費(交通費など)を別途にご負担いただける場合は、遠方でもお伺いします。

 

平成13年より家電リサイクル法が施行されて、消費者は買い手のない家電に対して、『リサイクル料金』を支払うことが義務付けられました。

詳しくはこちらをご覧ください。

 

『プラごみ問題』~富山県のエコバッグ持参率は全国一位です。~

◎海洋プラスチックごみ問題

今年2019年6月29日に大阪で開催されていたG20サミットが閉幕しました。

最近特に問題視されている海洋プラスチックごみ問題は、主要テーマとして話し合われました。

 

新たな海洋プラスチック汚染を2050年までにゼロにする事を目指す『大阪ブルー・オーシャン・ビジョン』を共有して、プラスチックごみの海洋流出を減らし、世界の汚染削減を目指すことで、一応の合意は得られたとされている一方、2050年では遅すぎる、対策が不十分だという多くの意見も取り上げられています。

 

では、海洋プラスチックごみ問題は、現在どのような状況なのでしょうか?

 

 

◎海岸での漂着ごみの事例

日本の海は比較的キレイなことで知られています。

しかし、最近のニュースでもプラごみ問題は深刻で、クジラや魚、海鳥など海の生物の胃の中から大量のプラごみが出てきたというニュースもよく目にするようになりました。また東南アジアの海岸に大量のプラごみが漂流している報道もよく目にします。日本人も他人事ではない危機感を持つ必要があります。

 

海岸での漂着ごみにより想定される被害は次の通りです。

・生態系を含めた海洋環境への影響

・船舶航行への障害

・観光・漁業への影響

・沿岸域居住環境への影響

 

近年では、海洋中のマイクロプラスチック※が生態系に及ぼす影響が特に懸念されています。

※サイズが5mm以下の微細なプラスチックごみのこと

 

◎陸上から海洋に流出した『1年間のプラスチックごみ発生量のランキング』

※環境庁HP『海洋プラスチックごみ問題について』より引用。(2010年推計)

 

1位 中国 132~353万t

2位 インドネシア 48~129万t

3位 フィリピン 28~75万t

4位 ベトナム 28~73万t

5位 スリランカ 24~64万t

 

上位は、ほぼアジア圏が占めています。

アメリカは20位で 4~11万t、日本は30位で2~6万tというデータが出ています。

 

2010年推計のランキングですので、現在は変動があると思いますが、9年たった今、ゴミの量がより増加していることは間違いありません。

 

海洋プラスチックによる海洋汚染は地球規模で広がっており、北極や南極でもマイクロプラスチックが観測されたとの報告もあります。

 

◎持続可能な開発目標(SDGs)

持続可能な開発目標(SDGs)のターゲットの1つとして『2025年までに、海洋ごみや富栄養化を含む、特に陸上活動による汚染など、あらゆる種類の海洋汚染を防止し、大幅に削減する』が掲げられています。

それに向けて、日本国内でも海洋プラスチック問題に関する様々な取り組みが行われています。

 

【2018年6月15日『海岸漂着物処理推進法改正』が成立】

・目的の改正として、海洋環境の保全の観点等が追加されました。

・「漂流ごみ等が追加され、漂流ごみ等の円滑な処理が推進されています。

・3R(リデュース、リユース、リサイクル)の推進等により、海岸漂着物等の発生を抑制する。

・マイクロプラスチック対策として、事業者による使用の抑制・排出の抑制を努力義務として課す。

・政府によるマイクロプラスチックの抑制のための施策の在り方について、速やかな検討及びその結果に基づき措置を講じることを規定。

・国際的な連携の確保と、国際協力を推進する。

 

【2018年6月19日『第4次循環型社会形成推進基本計画』が閣議決定】

・資源、廃棄物の制約、海洋ごみ対策、地球温暖化対策等の幅広い課題に対応する。

・中国等による廃棄物の禁輸措置に対応した国内資源の循環体制を構築し、持続可能な社会を実現する。

・次世代に豊かな環境を引き継いでいくため、再生不可能な資源への依存度を減らし、再生可能資源に置き換える。

・経済性及び技術的可能性を考慮しつつ、使用された資源を徹底的に回収し、何度も循環利用する。

・プラスチックの資源循環を総合的に推進するための戦略『プラスチック資源循環戦略』を策定し、これに基づく施策を進めていく。

 

【海岸漂着物等地域対策推進事業】

・都道府県や市町村等が実施する海洋ごみに関する地域の計画を策定していく。

・海洋ごみの回収・処理、発生抑制の対策に関する事業に対し、補助金による支援を行う。

 

難しく書いてはありますがカンタンに言うと、国としてはもちろんのこと、都道府県として、市町村として、また民間としても、

3Rに取り組み、『ゴミを出さない』『繰り返して使う』『再利用する』という事を、 取り組んでいこうという当たり前の話なのです。

 

◎G20に向けて取り組んできたこと

【2019年G20に向けた国際社会への発信】

・真に地球規模で海洋プラスチックを減少させるという観点から、国内対策の加速化に加え、途上国を巻き込んだ対策・施策を本年のG20に向けて国際社会にも打ち出していく。

・国際社会をリードするため、我が国としては、途上国の発生抑制等地球規模での実効性のある対策支援、地球規模のモニタリング・研究ネットワークの構築等を念頭に、国内対策とも連動させつつ更なる国際連携・協力等の対応策を本年のG20までにとりまとめる。

 

【プラスチック資源循環戦略の策定】

・海洋プラスチック憲章の内容をカバーしつつ、第4次循環型社会形成推進基本計画に基づくプラスチック資源循環戦略を、本年のG20までに策定。

・7/13に中央環境審議会に諮問。

 

【海岸漂着物処理推進法基本方針の改定】

今般の法改正やG7・G20等の動向を踏まえ、各種国内・国際施策(実態把握、回収処理、発生抑制、 国際連携・協力)を一層充実・加速化する内容を盛り込み、本年のG20までに改定(閣議決定)。同法に基づく海岸漂着物対策推進会議及び海岸漂着物対策専門家会議において検討。

 

【各主体を巻き込んだ対策の推進】

・企業、自治体等、幅広い関係主体の取組を更に促すための普及・啓発の推進。

・海岸・沿岸海域における海洋ごみ(漂流・海底ごみを含む)の回収・処理の一層の推進、流域圏での上下流一体となった発生抑制対策の推進。

 

 

◎「プラスチック・スマート -for Sustainable Ocean-」 キャンペーン

※環境庁HP『海洋プラスチックごみ問題について』より引用。

 

海洋プラスチック問題の解決に向けては、消費者を始め自治体・NGO・企業などの幅広い主体が、一つの旗印の下に連携協働して取組を進めることが必要です。

 

このため、『ポイ捨て撲滅』を徹底した上で、不必要なワンウェイのプラスチックの排出抑制や分別回収の徹底など、“プラスチックとの賢い付き合い方”を全国的に推進し、我が国の取組を国内外に発信していくキャンペーンを『プラスチック・ スマート -for Sustainable Ocean-』と銘打って展開しています。

 

では、実際に私たちが身近に行える取り組みは何でしょうか?

 

【個人・消費者の取組例】

・ポイ捨て撲滅

・ごみ拾い活動への参加

・マイバッグの活用

・リユースなどプラスチックの有効利用

 

【自治体・NGO・企業などの取組例】

・散乱ごみや海岸漂着物の回収

・ワンウェイのプラスチックの排出抑制

・バイオマスプラスチックや紙などの代替素材の利用

 

 

◎富山県のエコバッグ持参率は全国一位!

以前も取り上げましたが、日本はプラスチックごみをこれまで海外に依存して廃棄物として処理してきました。『1年間のプラスチックごみ発生量(2010年推計)のランキング』が示す上位の国々は、日本がこれまでプラごみを輸出してきた国々です。

 

日本のペットボトルリサイクル率は84.8%(2017年度)です。これは世界でも最高水準です。スターバックスコーヒーではいち早くプラスチックストローを廃止しました。スーパーのレジ袋有料化は当たり前になり、ようやくコンビニでもエコバッグの利用が推進されています。

 

日本のエコバッグ普及率は8割を超えました。

先日テレビで放送されていましたが、全国第1位は『富山県』です。

 

富山県では、今から10年以上前にスーパーなどでのレジ袋の無料配布が廃止されています。たくさんの方がエコバッグを使用し、買い物カゴの持ち込み、商品が入ってきたダンボールの活用により、昨年『エコバッグ持参率95%』を達成しました。

 

レジ袋の無料配布を始めてから、富山県全体でこれまでに削減できたレジ袋の数は15億枚以上だという事です。富山県の人口でこの数字を生み出したのです。

 

日本はこれでも環境への取り組みは遅れているのです。それでもG20大阪サミットで共有された目標に向かって、世界のリーダーとして、先頭に立って取り組んでいく必要があります。

 

私たちは企業の立場からも、また一個人としても、私たちが住む地球の環境をそれぞれが守っていく必要があると考えます。

 

 

※環境庁HP『海洋プラスチックごみ問題について』より引用。

『リサイクルの種類』~日本のゴミの量増えている?減っている?~

◎日本のごみ総排出量

環境省が発表しているデータによると、平成29年度における日本のごみ総排出量は4,289万トン(東京ドーム約115杯分)、1人1日当たりのごみ排出量は920グラムです。

ごみの総排出量は平成23年度以降微減傾向であり、基本方針でベースラインとしされている平成24年度の4,523万トンを5年連続で下まわっている現状です。

 

昭和60年度の日本のごみ総排出量は4,209万トンで、年々上昇しました。

平成12年度の5,483万トンをピークに、ようやく元に戻せてきているという事になります。

※グラフは環境省HPより引用

 

これは、平成12年(2000年)に、『循環型社会形成推進基本法』が公布された影響が大きく、地球環境問題に向けて、日本が本気で取り組み始めた瞬間ではないでしょうか。

 

日本はどのようにしてごみを減らしてきたのか、そこには『リサイクル』が大きくかかわっています。

 

 

◎リサイクルの種類と方法

『リサイクル』といってもその種類は様々です。

回収される資源の状態や、どのようにリサイクルするかでその方法と名称が異なります。

 

【リサイクルの方法が異なる】

・マテリアルリサイクル

・ケミカルリサイクル

・サーマルリサイクル

 

【リサイクル後の品質の異なる】

・水平リサイクル

・カスケードリサイクル

 

今回取り上げるリサイクルはこれら5つの方法です。

 

 

◎マテリアルリサイクル

『マテリアルリサイクル』とは、使用済みの製品を溶かしたり、砕いたりして、新たな製品の材料として利用することです。

 

「材料リサイクル」「材料再生」「再資源化」「再生利用」などとも言われています。

 

例えば、スチール缶を溶かして鉄鋼にし、新たな鉄製品の材料として再利用します。また、アルミ缶や、紙、ペットボトル、発泡スチロールなども、マテリアルリサイクルされることが多い製品です。

 

マテリアルリサイクルは、工程が複雑で、資源やエネルギーを多く消費するという問題もあります。古紙を再生紙にするには木を切る代わりに別の燃料が必要です。どちらが環境に優しく、無駄がないかを考慮して行う必要性もあるのです。

 

 

◎ケミカルリサイクル

『ケミカルリサイクル』とは、製品を科学的に分解して原料まで戻して再生します。「科学的再生法」とも言われています。

 

例えば、プラスチックを例にしてみると、

『マテリアルリサイクル』は、廃プラスチック製品をプラスチック原料としてプラスチック製品に再生します。

一方の『ケミカルリサイクル』は、廃プラスチックを科学的に分解するなどして、化学原料に再生します。原料に戻されて燃料などとして再利用されます。

 

ケミカルリサイクルの中にも原料まで戻した後に、元の製品として新たに作りなおす場合もあります。その代表例がペットボトルや、ナイロン製の衣類などです。

 

 

◎サーマルリサイクル

『サーマルリサイクル』とは、「熱回収」とも呼ばれています。廃棄物を単に焼却処理せず、焼却の際に発生する熱エネルギーを回収・利用することです。

 

『マテリアルリサイクル』や『ケミカルリサイクル』できない資源や、混ざり合って分別できない状態のものは、『サーマルリサイクル』によって、固形燃料に加工して燃やしたり、焼却して出る熱を発電や給湯に利用したりします。

 

世界の水準(高い国で70%を超える)と比べて日本のリサイクル率(ごみの総排出量に対して、リサイクルされた量のこと)が20%程度なのは、この『サーマルリサイクル』が含まれないからであり、決して日本のリサイクルが遅れているわけではありません。

 

日本の『サーマルリサイクル』の割合は実に70%にも上ります。合わせると90%以上がリサイクルされていることになります。埋め立て地が少ない日本には『サーマルリサイクル』に頼らざるを得ない現実があります。

 

 

◎水平リサイクルとカスケードリサイクル

『水平リサイクル』とは『カスケードリサイクル』は、先の3リサイクルとは異なり、リサイクルの方法ではなく、リサイクル後の品質の違いにより呼び方が異なっています。

 

『水平リサイクル』は、使用済みの製品がいったん資源となり、また同じ製品としてリサイクルされます。

例えば、アルミ缶はアルミ缶に、ダンボールはダンボールに、ガラス瓶はガラス瓶として再生されます。

 

『カスケードリサイクル』は、使用済みの製品を前とは別の製品や、低い品質の製品にリサイクルされます。

例えば、プラスチッ製品を元の製品ではなく「サーマルリサイクル」により燃料にしたり、スチール缶を「マテリアルリサイクル」により鉄鋼として再生したりすることです。

 

 

◎理想のリサイクル、循環型社会とは

ここまでいろいろなリサイクルとその違いを説明してきました。では、どのリサイクルが理想のリサイクルなのでしょうか。

 

使用済みの製品を元の製品に再生する『水平リサイクル』は、「リサイクルの基本」「リサイクルの理想形」と言われています。

使い終わった製品を同じものとして再利用することは同じ資源を何度も繰り返して使うことで資源の節約になります。これは最も効率的なリサイクルという事になります。

 

しかし、世の中には様々な製品が存在し、また消費者のニーズに沿うような製品を販売しようとする場合、必ずしもそうはいきません。それぞれの製品には、その特性に沿ったリサイクル方法を実施しなければいけません。

 

また、理想のリサイクルとは、全て『水平リサイクル』できればいいのかというわけでもありません。リサイクルの工程においては、新しい資源や、電力・燃料などのエネルギーも必要です。

 

リサイクルを考えるうえで大事なことは、リサイクルの効率であり、資源やエネルギーの節約であり、リサイクル後の製品の需要です。どんなものでも、ただリサイクルすればそれでいいというわけではないのです。

 

地球の限りある資源を有効に活用し、資源の使用を抑えてなるべくごみを減らし、環境への負担を軽くします。

 

『リデュース』『リユース』『リサイクル』の【3R】、循環型社会の実現は確実に進んでいます。過去を知り、現在を知り、未来への計画を知ることは、私たち一人一人の行動を変えます。そのような有意義な情報をこれからもお伝えしていきます。

『小型家電リサイクル』~実は回収すれば資源がいっぱい~

◎小型家電リサイクル法

 

前回、『大型家電リサイクル』についてお送りしました。

『大型家電リサイクル』~便利な暮らしがあるからこそ伴う責任~

 

今回は、『小型家電リサイクル』についてお送りします。

 

実は小型家電は、【資源の宝庫】でもあります。

 

『家電リサイクル法』は、大型家電を対象にしています。それ以外の家電製品を対象としているのが『小型家電リサイクル法』で、2013年に施行されました。

 

『家電リサイクル法』は、資源の有効活用とクリーンな環境づくりのため、有用な資源の再利用を促進し、廃棄物を減らすために誕生しました。

 

『小型家電リサイクル法』は、加えて、使用済の小型電子機器等に含まれるアルミ、貴金属、レアメタルなどが、リサイクルされずに埋め立てられていることへの対応の為に制定されています。

 

対象となるのは、パソコン、携帯電話、スマホ、タブレット、デジタルカメラ、ゲーム機、ミュージックプレイヤー、時計などの電気を使って動く製品のほとんどです。

 

『小型家電リサイクル法』は、市町村も回収に関する責任を負います。

市役所や市町村の施設、スーパー、家電量販店などに、回収ボックスが設置されているのはその為です。

その他、一般収集許可業者がそれぞれの市町村の不燃ごみや粗大ごみ回収の時にも集めることになります。

 

 

◎実は資源がいっぱいの小型家電製品

 

小型家電は回収された後に、分解され、分別されます。

そこで、金や銀、銅、レアメタルが取り出されて、資源として再利用されることになります。

 

金は、貴重であり、電気をよく通すので、プリント基板などに多く使われています。パソコンなどのメモリーには非常に多くの金が含まれています。

 

『レアメタル』とは、その名の通り『レア』希少なメタルのことで、充電池に使われるリチウム、電気を蓄えるコンデンサーのタンタル、磁石になるネオジムといった、パソコンやスマホなどの高性能化、小型化に欠かせない金属です。

 

ほとんどの家電製品にはこれらの資源が多く含む基板が使われています。

 

 

◎パソコンのリサイクル

 

パソコンは1990年代から一気に世の中に普及して、今では一家に一台どころか一人一台二台を所有している現状です。仕事にもパソコンのない環境は考えられない世の中になってきています。

 

使い方次第ですが、パソコンの平均寿命は5年ほどと言われています。パソコン本体の劣化が原因の場合もありますが、多くは新しいソフトやシステムがどんどん進化していく為、古いままだと対応できず、定期的にパソコンは買い替えをしていきます。

 

パソコンのOS(オペレーティング システム)といえば、ほとんどが『Windows』か『Mac』です。会社で使用されている多くが『Windows』です。

来年2020年の1月14日で、『Windows7』がサポートを修了する為、このタイミングで新しいパソコンに買い替えをするケースが非常に多いようです。

 

2003年以降に販売された家庭向けパソコンには『PCリサイクルマーク』が付いています。これは購入した時に既にリサイクル費用を支払っていることを示すマークです。

 

パソコンの回収は、資源有効利用促進法により、メーカーの義務になっています。消費者はパソコンの処分をメーカーに申し込むと、メーカーがエコゆうパック伝票を送り、郵便局の引き取りか、持ち込みによりメーカーの再資源施設にてリサイクルされます。

 

パソコンはもともと高価ですので、新しいPCや、スペックの高いPC等は買取りに出すことができます。ただし、残念ながら古くなってしまったパソコンはほとんど値段が付きません。

 

値段が付かなくても処分は無料で行っているところがほとんどですので、メーカーでの処分ではなく、PC買取をしてくれる店舗や業者にて処分をしているケースが多いようです。

 

荒木商会でもパソコンの回収・引き取りを行っています。詳しくはコチラをご覧ください。

 

 

◎スマホのリサイクル

 

パソコンと同様か、それ以上に今の世の中になくてはならない存在になったのがスマートフォンなどの携帯電話です。最近では、スマートフォンやタブレットの活用でパソコンを持っていないという人も増えています。

 

スマートフォンも毎年新しい機種が登場し、パソコン以上に買い替えが頻繁です。

携帯電話の寿命は5年~7年程と言われていますが、毎年新しい機種や新機能が登場する為、寿命を待たずに買い替えをするケースが多いようです。

携帯会社の2年契約の縛りや、割賦販売も増えている為、そのタイミングでの買い替えも携帯会社の狙いだと言えます。

 

しかし、このスマートフォンですが、実はなかなか回収されない現状があるようです。

住所や電話番号などの個人情報や、写真や動画などのデータが入っている為、処分するのに抵抗があるようです。また、小さいのでそれほど邪魔にはならず、収納されそのまま放置されていることも多いようです。

 

実際に、このスマートフォンには貴重なレアメタルも多く使用されている為、しまったままにしているとせっかくの資源がリサイクルされずに世の中に活かせません。

 

 

◎小さな事からコツコツと

 

パソコンもスマートフォンも、処分の時に不安になるのは個人情報やデータです。

当然、販売メーカーや、私たち廃棄物処理業者は、個人情報の漏洩に配慮し、適正な処分を行います。

※パソコンのデータ消去は、お客様に確認後、対応します。(別途費用発生:データ消去サービス

 

パソコン、スマホに限らず、このように小さな家電にもたくさんの資源が詰まっています。

資源をリサイクルして有効活用することで、廃棄物を減らしクリーンな環境づくりを行うことができます。

 

便利な世の中だからこそ、私たちも使用者としての責任を果たし、使用した後は処分まで、適切に行う必要がありますよね。

 

小さな事からコツコツと行い、グローバル環境ビジネスネットワークの発展、循環型社会の構築をすすめていきます。

荒木商会【新サイトオープン】のお知らせ ~ 『不用品片付けサービス』 ~

 

◎『不用品片付けサービス』OPENしました!

 

荒木商会ではこの度、新しいWEBサイトをオープンしました。

 

お届けするサービスは、『不用品片付けサービス』です。

企業や個人のお客様の、不用品片付けや、不用品回収、遺品整理のサービスです。

どんな状況の不用品でも【片付け不要】、ゴミ屋敷でも全て片付けて、回収する【ワンストップサービス】です。

 

これまでも、多くの企業や個人のお客さまからご依頼をいただいておりました。

 

その中で、感じたことがあります。

 

買取してもらえそうなものは買い取り業者に、リサイクル処理料のかかる大型家電製品はリサイクル業者や家電量販店に、最終的に処分するものは、片付け業者や、廃棄物処理業者に依頼をされています。

 

お客様自身で、お店や業者を検索して連絡する。非常に手間ですし、面倒臭いものです。

それが片付けから、回収まで、また価値のあるモノは買取りまでしてもらえるとすれば、一回ですみます。

 

それを可能にするのが、

【ワンストップ】で、荒木商会が提供する『不用品片付けサービス』です。

 

不用品片付け

ゴミ屋敷片付け

不用品回収

遺品整理

解体工事

 

 

◎不用品片付け

単身赴任、お部屋の片付け、賃貸・戸建てからお引越しの際の不用品回収など幅広く対応させていただきます。

引っ越しや大掃除、断捨離、遺品整理の際に不用になったものの処分、タンス・ベッドなどの大型家具から、細かい小物まで回収・処分します。

 

 

◎ゴミ屋敷片付け

どうしたらいいか分からない、ゴミ屋敷状態の事務所・倉庫・お部屋等を綺麗に片付けます。

部屋を埋め尽くした不用品をどれが必要なのかフ必要なのかをプロの目で分別します。

不用品をただ捨てるのではなく、買い取れる商品は査定後、中古品として買い取ります。

 

 

◎不用品回収

不用品の片付けは、まるごとおまかせください。

面倒な分別も一切必要ありません!!

 

オフィスで不用になった物や、ご家庭でいらなくなった物、引っ越しや大掃除の際に不用になったものを回収・処分します。回収~処理までトータルでおまかせいただけます。まずは、気軽に相談・お問い合わせください。

 

 

◎遺品整理

遺品一つひとつをご遺族に代わって丁寧に整理し、片付け、不用品や粗大ゴミの処理、お掃除等を一括して代行するのが遺品整理サービスです。

亡くなられた故人様の「生前の思い出深い大切な品々」を遺品として整理し、粗大ゴミや不用品などは回収し処分します。

遠隔地に居住、仕事の都合、など様々な事情で遺品整理ができない方のために弊社が代行いたします。

私どもでは、ご遺族様に変わりまして、大切な遺品の整理、形見分け後の粗大ごみ・不用品の分類、回収、処分、清掃までのすべてを行います。

「故人様とご遺族様の心の絆」を大切に、整理・回収・処分までお手伝いをさせていただきます。まずは、気軽に相談・問い合わせください。

 

 

◎解体工事

住宅の解体はもちろん、ずっと気になっていた家周りの不用品の撤去もおまかせください。

また、火災・地震・風水害でお困りの方、解体後の跡地利用に関するご相談までおまかせください。

近隣の方々への気配り対応はもちろん、解体後の跡地利用までしっかりサポートさせて頂きます。

 

今後、より詳しくサービスのご紹介、施工事例などをご紹介していきます。

何卒よろしくお願い致します。

 

 

 

『大型家電リサイクル』~便利な暮らしがあるからこそ伴う責任~

『大型家電リサイクル』~便利な暮らしがあるからこそ伴う責任~

 

◎大型家電とは?

私たちの日常生活の中で切っても切れない関係にあるモノの一つに家電製品があります。

 

・家庭の娯楽である『テレビ』

・汚れた服をキレイにしてくれる『洗濯機』

・飲食料品を保存する『冷蔵庫』

・美味しいご飯を炊く『炊飯器』

・夏涼しく冬暖かい『エアコン』

・お部屋の掃除に欠かせない『掃除機』

・最近ではない家も増えてきていますが『電話機』

・どんどん便利になる『パソコン』

など、他にも様々な家庭電化製品があります。

 

その中でも、大型のものを【大型家電】と呼んでいます。

 

大型家電の代表例は、1950年代後半に『三種の神器』と呼ばれた、テレビ・洗濯機・冷蔵庫の家電3品目です。近年では加えてエアコンは必需品になっています。

この4つが【大型家電製品】という事になります。

 

 

◎家電リサイクル法

 

便利である一方で、これら大型家電にはその処分方法によっては地球環境に悪影響を及ぼすことがあります。

 

その為、2001年(平成13年)に、『家電リサイクル法』が成立し、生産者(メーカー)、販売者(家電小売店など)、消費者(私たち)にそれぞれ、リサイクルする為の役割が割り当てられています。

 

【家電リサイクル法】

『特定家庭用機器再商品化法(家電リサイクル法)は、一般家庭や事務所から排出されたエアコン、テレビ(ブラウン管、液晶・プラズマ)、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機などの特定家庭用機器廃棄物から、有用な部品や材料をリサイクルし、廃棄物を減量するとともに、資源の有効利用を推進するための法律』

 

【対象となる4品目】

・エアコン

・テレビ(ブラウン管、液晶・プラズマ)

・冷蔵庫・冷凍庫

・洗濯機・衣類乾燥機

 

 

◎それぞれの役割とは?

 

【生産者(家電メーカー)】家電製品をリサイクルします。

家電メーカー等は家電小売店から引き取った家電製品をリサイクルします。リサイクルするときにはエアコンや冷蔵庫に含まれる冷媒フロンや断熱材フロン(オゾン層を破壊したり、地球温暖化をもたらしたりするガスです。)を併せて回収し、破壊します。

 

【販売者(家電小売店など)】収集・運搬を行います。

家電小売店は消費者(排出者)から役目を終えた家電製品を引取り、家電メーカー等に引き渡します。また、小売業者は消費者(排出者)から廃家電を引き取る際に、管理票(家電リサイクル券)を発行し、その管理票(家電リサイクル券)の写しを消費者(排出者)に交付します。

また、一般収集許可業者や産廃収集運搬許可業者も運搬ができます。

 

【消費者(私たち)】リサイクル料金を支払います。

廃家電を収集し、リサイクルするためには費用がかかります。家電製品を使った消費者(排出者)がそのための費用を負担します。

 

家電リサイクル法により定められた、この役割分担を行うことで、循環型社会を形成していくこととなっています。

 

 

◎なぜリサイクルが必要なのか?

 

【テレビ】

以前はブラウン管式テレビという重く奥行きのある形でしたが、10年ほど前から薄型テレビに変わり大型化が進んでいます。

テレビはリサイクルする際に、基板(銅や鉄)、バックライト(ガラスとLED)、液晶版(ガラス)、キャビネット(プラスチック)に分けられます。

ほとんどの部品が資源として活かされています。

 

【洗濯機】

洗濯機は脱水機能が付いて、スイッチ一つで洗いからすすぎ、脱水まで全自動で行ってくれます。最近では、乾燥機付き洗濯機も増えています。

テレビと同じように、銅や鉄、プラスチックなどに分けられ、ほとんどの部品がリサイクルされています。

 

【冷蔵庫】【エアコン】

冷蔵庫とエアコンには、冷媒が使われています。冷気をにがさないウレタン樹脂(ポリウレタン)にもフロン類が含まれている場合があり、地球温暖化の原因にもなる為、リサイクルする際には特に注意が必要です。

 

 

◎なぜ『正しい処分』しないといけないの?

 

なぜ大型家電製品など、リサイクル法に基づいて正しい処分を行わなければいけないのでしょう?

 

理由は、【無許可】の業者の場合があるからです。

 

・街中を大音量で巡回

・空き地で回収

・チラシを配布

・インターネットで広告

などで無料回収をうたう業者の中には、廃棄物の収集や処理を【無許可】で行う業者がいます。

 

【無許可】の業者に引き渡すと、不法投棄、不適切処理、不適切な管理による火災などの事例が報告されています。

また、中には、はじめは「無料」と言っていたのに、荷物を積み込んだ後に、「すべてが無料ではない」と高額請求をしてくるような悪質な業者とのトラブルも発生しています。

 

正しい業者に依頼し、正しいリサイクルを行うことで、地球の環境だけではなく、自分の身も守りましょう。

※経済産業省のHPより一部引用

 

 

今回紹介したように、大型家電製品の処分には、リサイクル料が発生します。正しいリサイクルを行う必要があります。

これは、『消費者の責任』です。

便利なくらし、快適な生活を送ると同時に、私たちはそれに伴う責任も果たしていく必要があります。

今さら人に聞けない【総合リサイクル】『リペア(Repair)~使い続けることで生まれる愛着~』

『リペア(Repair)~使い続けることで生まれる愛着~』

 

◎『修理しながら長く大事に使うこと』

最後の【5R】は、『リペア(Repair)』です。

『リペア(repair)』は、修理・補修・修繕や、回復、取り戻すことを意味します。

『修理しながら長く大事に使うこと』という事です。

 

【5R】

『ゴミをできるだけ減らすこと』【リデュース】

『繰り返して使えるモノは、繰り返して使うこと』【リユース】

『繰り返して使えないモノは、資源として再利用すること』【リサイクル】

『不要なモノはもらわない、拒否する勇気を持つこと』【リフューズ】

『修理しながら長く大事に使うこと』【リペア】

 

大局的な言葉は『使い捨て』であると考えます。便利なモノが増えてきて、大量生産・大量消費の時代には、修理して長く使うという感覚が薄れているように感じます。

 

 

◎『リペア(Repair)』に似た言葉

 

前回多くの『Re』が付く言葉でも紹介しましたが、『リペア(Repair)』と似た意味の言葉に、『リストア(Restore)』、『リフォーム(Reform)』があります。

 

『リストア(Restore)』の意味は、老朽化などの理由により劣化もしくは故障した、自動車、オートバイ、鉄道車両、航空機、時計、ラジコンモデル、ゲーム機等を修復し、復活させることです。事故や損耗が理由の通常の修理や整備ではなく、製造時期から年数がある程度経ったビンテージモデルなどを復活、あるいは「保存」する事を目的に修復や復元する事を指します。

 

『リフォーム(Reform)』の意味は、手を加えて作り直すことです。

『リペア』は、壊れたモノを修理して、また使えるようにすることです。

『リフォーム』は、家などの改築・改修の意味で使われますが、広くは作り直すという意味です。「改良して使いやすくする」という考え方ができそうです。

 

一般的には、リペアできないものをリフォームすることになり、もし新品同様に修理できれば、リフォームする必要はありません。リフォームは最終手段と考えられます。

 

 

◎『物を大事にしましょう。』~子供の頃からの大切なこと~

 

子供の頃からよく『物を大事にしましょう。』と言われて来たのを覚えています。

最近はあまり使われなくなった言葉なのかもしれません。

モノが少なかった時代は、修理して長く使うことが当たり前でした。

 

現代は、モノがありふれていて、使い捨てのモノがたくさんあります。

壊れてしまったら、新しいモノに買い替えます。

『もったいない』という言葉もあまり耳にしなくなりました。

 

例えば、電化製品、おもちゃなど、壊れたら修理してまだ使うことができます。

最近はあまり見かけませんが、昔は、よく破れた服に当て布をして着ていました。

 

日本の製品が素晴らしく、壊れないという事もあるのかもしれませんが、いつしか私たちは、『物を大事にする』という、子供の頃からの大切なことを忘れかけているのかもしれません。

 

 

◎直してでも使い続けることで生まれてくる『愛着』

 

『愛着』という言葉も聞かなくなりました。

実際私の身の周りにもずっと使い続けていて、『愛着』があるモノってあまりありません。

みなさんの身の回りではどうでしょうか?

 

長く使うモノと言えば、自動車、オートバイ、パソコン、時計、スマートフォン、カバンなど、高価なモノ、気に入っているモノなどがあります。

お気に入りのモノであるほど、長く修理してでも使い続けます。

 

人とモノを比べることはできませんが、人と人の関係も、長く付き合っているとお互いのことをよく知ることができ、同じことが言えると考えます。

最近はペットブームでもあり、ペットも家族として同じ生活を送ります。

 

モノを大事にする気持ちや、長い時間を共有することから生まれてくる『愛着』は、人でもモノでも同じように感じることができます。大切なのは、それぞれがどのように考えるかです。

 

 

私たちの身の回りの【5R】というエコ活動も、一人一人の気持ちや考え方により、行動が大きく変化します。

 

『1億人がゴミを捨てれば、世の中に1億個のゴミが出ます。』

『1億人がゴミを減らせば、世の中から1億個のゴミが減ります。』

 

【5R】を見直してみることで、私たちにできる事がまだまだたくさんある事が、改めて分かりました。これからも、グローバルネットワークを通じて、循環型社会の構築を担っていきます。

今さら人に聞けない【総合リサイクル】『リフューズ(Refuse)~【拒否】する勇気!~』

『リフューズ(Refuse)~【拒否】する勇気!~

 

◎もう一つのRとは?『リフューズ(Refuse)』

これまでは、以下3Rについて説明してきました。

 

『ゴミをできるだけ減らすこと』【リデュース】

『繰り返して使えるモノは、繰り返して使うこと』【リユース】

『繰り返して使えないモノは、資源として再利用すること』【リサイクル】

 

日本では2000年(平成12年)に、循環型社会形成推進基本法において3Rの考え方が導入され、3R【①リデュース ②リユース ③リサイクル】 ④熱回収(サーマルリサイクル) ⑤適正処分の優先順位で、廃棄物処理およびリサイクルが行われるべきであると定まっています。

 

また、3Rに加えてよく紹介される+2R、併せて『5R』とも呼ばれている、

【Refuse】と【Repair】があります。

今回は、【Refuse リフューズ】について説明して参ります。

 

 

◎『Re』が付く言葉の真意

 

『Reduce』も『Reuse』も『Recycle』も、すべて頭に『Re』が付きます。

 

では、この『Re』とはどういう意味なのでしょうか?

 

直訳すると、「相互、反、後、退、秘、去、下、再、否、不」または、「再び、さらに、新たに、…し直す、原状に復す」などの意味があるようです。

 

【再、再び~、・・・仕直す】これらの言葉からも、循環をイメージする言葉に関連がありそうです。

 

 

◎こんなにある『Re』が付く言葉

 

『Re』が付く言葉は、まだまだありますので紹介していきます。

※Wikipediaより引用

 

『Refuse』(リフューズ:拒否)

ごみになるものを拒否する。製造・流通地点で発生源を断つ。

 

『Repair』(リペア:直す)

壊れても直せるものは修理して使う

 

『Remix』(リミックス:再編集)

新たな創造のために既にある資源を再編集する

 

『Refine』(リファイン:分別)

廃棄するときには分別する

 

『Rethink』(リシンク:再考する)

自分に本当に必要なものかどうか考える

 

『Rental』(レンタル:借りる)

個人として所有せずに借りて済ます

 

『Return』(リターン:戻す)

携帯電話など使用後は購入先に戻す

 

『Returnable』(リターナブル:戻す)

Returnにほぼ同じ。用例:リターナブル瓶(飲料水)

 

『Reform』(リフォーム:改良する)

着なくなった服などを作り直す

 

『Reconvert to Energy』(リコンバート・トゥ・エナジー:再返還する)

利用できないゴミは、燃やす時の熱を利用する

 

『Rebuy』(リバイ:買う)

リサイクルされたものやリユース品を積極的に購入または利用する

 

『Regeneration』(リジェネレイション:再生品)

再生品の使用を心がける

 

『Reasonable management』(リーズナブル・マネジメント:適正処分)

正しく、環境にそった処分をする。

 

『Recreate』(リクリエート:楽しむ)または『Refresh with Green-Break』(環境保全型余暇を満喫する)

環境保全型余暇や自然保全型余暇を満喫することは、潜在的な自然体験欲求の充足のみならず自然環境の保全にも役立つ

 

『React』(リアクト:響き合う)

自然を分かち合う機会や場面を増やす事によって環境共育に働きかけることができる

 

『Restore』(レストア:復元する)または『Reforest』(レフォレスト:再植林する)

自然環境の復元や生態系サービスの持続的利用は人類が生きながらえる為の重要な要素である

 

聞いたことが無い言葉もありましたが、いずれにしても少なからず『環境や循環』に関連した言葉ばかりです。一つ一つ意識して考えるきっかけになります。

 

 

◎『リフューズ(Refuse)~【拒否】する勇気!~』

では、『リフューズ』とはどういう事でしょうか?

Wikipediaによると、【ごみになるものを拒否する。製造・流通地点で発生源を断つ。】と書かれています。これだけではわかりづらいので、もう少し考えてみます。

 

・ゴミの原因となる過剰包装などを拒絶、拒否すること。発生を回避すること。

・不必要なものを買わない。同時にもらわない、断ること。

調べてみるとこのようにも出てきます。

 

具体的な例として挙げてみると、

皆さん買い物をするときにエコバッグは持参しますか?

コンビニやスーパーなどで買い物をする時のビニール袋などが有料化されています。これは何も費用がかかるので有料化している訳ではありませんよね。ビニール袋の仕様を減らしてエコバッグ等の繰り返し使える入れ物を活用しましょうというエコ活動です。

 

また、同じくコンビニ等でお弁当などを買うと付いてくる割り箸や調味料なども、もらってしまって無駄になってしまう事もあります。常にマイ箸を持参して、お店の箸を使わない、もらわない人もいます。

 

このように、ゴミになるものを拒否する。発生することを防ぐ。

このような考え方を『Refuse(リフューズ)』という事ができます。

 

使い捨てのものは、ついつい便利ですし、もらってしまいます。

勇気をもって『ゴミになるので断る。』ことも、循環型社会の形成に大切な考え方なのですね。

今さら人に聞けない【総合リサイクル】『リサイクル(Recycle)~資源としての再利用~②』

『リサイクル(Recycle)~資源としての再利用~②』

◎リサイクルで得られること

先の『リサイクル(Recycle)~資源としての再利用~①』でも説明しましたが、リサイクルは、

『ゴミを減らして、地球の自然や環境、私たちの生活を守るための、【3R(リデュース・リユース・リサイクル)】の一つです。』

 

リサイクルすることで、ゴミを減らすことができ、資源として再利用することができます。ゴミを減らすことで、最終処分場にて埋め立てられるゴミの量が減ります。

 

繰り返しになりますが、【3R】は非常に密接に関わり合っています。

 

事業ゴミについても同様のことが言えます。なんでも一緒にして廃棄物として処分するのではなく、廃棄物を減らすことを考える。繰り返して使えるモノをなるべく活用する。再利用できるものは再利用する為になるべく分別をする。

 

このような取り組みを行える企業はエコ企業です。一人一人、一社一社の小さな取り組みが、大きな効果に変わります。そしてその取り組みは、企業の廃棄物処理に限らず、確実に様々なコストを削減する効果をもたらします。

 

◎リサイクル製品の紹介

世の中には、『リサイクル製品』がたくさんあります。リサイクル製品とは、『使用した後にもう一度制限として再利用することで、新たに作られた製品』のことを言います。

 

例えば、古紙を利用してつくられた製品では、トイレットペーパーや、ティッシュペーパーなどは、古紙を100%原料として作られたものがほとんどです。コピー用紙や新聞紙も古紙を原料として作られています。

 

古紙を混ぜた製品には、再生紙使用のマークが使用されています。『R100』『R90』『R50』という風に、古紙の配合率を表しています。

 

・牛乳パックには『牛乳パック再利用マーク』

・ペットボトルには『PETボトルリサイクル推奨マーク』

・再生ボトルには『エコロジーボトルマーク』

・環境に優しい製品には『エコマーク』

・パソコンには『PCリサイクルマーク』

覚えきれないほどのリサイクル関連のマークが存在しています。

 

◎リサイクル関連法

日本では、法律により環境を守るための仕組みが定められています。

 

1993年に『環境基本法』が制定され、『環境基本法』をベースにして環境に関する様々な法律が作られました。

 

【環境基本法】

環境保全についての基本理念を定めて、国や地方公共団体、事業者、国民の責務を明らかにするための法律。

環境保全に関する施策の基本となる事項を定めることで、現在及び将来の国民の、健康で文化的な生活を確保し、人類の福祉に貢献することを目的としている。

 

『環境基本法』の前身として、『公害対策基本法(1967年制定)』『自然環境保全法(1972年制定)』があります。

 

具体的な行動祖定めたのが、『第一次環境基本計画(1994年)』が作られ、6年ごとにこの計画の見直しが行われています。

 

現在では、『第五次環境基本計画(2018年4月)』を元に、環境保全のための目標、行動が取り組まれています。

 

2000年には、高度経済成長により拡大した『大量生産・大量消費・大量廃棄』の経済社会を、循環型社会に変えていく為の『循環型社会形成推進基本法』が制定され、リサイクルの取り組みに優先順位が設けられました。

 

 

◎リサイクルの優先順位とは?

①『ゴミをできるだけ減らすこと』【リデュース】を最優先に、

②『繰り返して使えるモノは、繰り返して使うこと』【リユース】

③『繰り返して使えないモノは、資源として再利用すること』【リサイクル】

 

この【3R】を基本的な考え方として、リサイクル関連法はさらに整備されていきます。

 

様々なリサイクル関連法はまた別の機会にご説明します。

 

荒木商会では、このような基本的な考え方はもとより、法令を遵守し、地球環境の保全、適切な廃棄物の処理、コスト削減など、幅広く取り組んでいます。分からないことは何でもご相談ください。